介護業界で活躍している介護職員は、どのくらいの年齢層の方が多いのでしょう。
さらに現場では、何歳くらいまで働くことが可能なのでしょうか。
せっかく介護士として働き始めたのなら、できるだけ長く勤めたいと考えるものです。
そこで、介護職員として現場で働く方の年齢層や、何歳まで働くことが可能なのか説明します。
日本の労働環境は売り手市場が加速していますが、多くの業界で深刻な人材不足が続いています。
その中でも特に深刻なのが介護業界であり、介護人材が足らずに事業運営を続けることが難しくなっているケースもめずらしくありません。
さらに介護業界で働いている介護職員も高齢化が進み、40 歳以上 45 歳未満が最も多く、次に多いのは45 歳以上 50未満の年代です。
介護業界全体の平均年齢は約46歳で、若い世代はごくわずかとなっています。
介護業界で働く介護職員の性別を確認すると女性の割合が多いようです。
また、男性は35 歳以上 40 歳未満が最も多く、女性は40 歳以上 45 歳未満が割合として多く働いています。
30歳で介護業界に転職すると、すでに働いている先輩介護職員はほとんどが年上の女性ということになるでしょう。
介護業界は人材不足と高齢化が急速に進んでいますが、定年制を設けている介護事業所や施設などでも再雇用や嘱託などで雇用を延長しています。
派遣やアルバイト・パートも定年はなく、何歳になっても働き続けることができるでしょう。
他業種であれば、40代で転職することは簡単なことではありませんが、介護業界の有効求人倍率は4倍以上で高く、多くの介護事業所や施設が年齢不問で人材募集しているため、入職しやすいといえます。
ある程度年齢が高くなっても転職しやすい業界であるため、子育てが終わった方などでも始めやすい仕事と考えられます。
介護業界は平均年齢が高いといえますが、若い世代を希望しても入職希望者が集まらず、採用しても定着せずすぐにやめてしまいます。
しかしある程度年齢を重ねた介護職員であれば、人生経験も豊富で忍耐力もあり、もし仕事を辞めても新たな仕事が見つかりにくいことから、長く働いてもらえるでしょう。
また、利用者との年齢も若い世代より近くなるため、コミュニケーションを円滑に取りやすいなど信頼を得やすいこともメリットです。