介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者が活用したい業務効率化に向けた「介護アプリ」とは?

2022.09.15
分類:経営

介護現場で働く従業員は、日々の業務に追われがちといえますが、業務や利用者に対するケアを効率化する方法として活用したのが「介護アプリ」です。

現場の業務改善に役立つものや、ケアに役立つものなどいろいろな種類があるため、介護事業者は目的に合った介護アプリを選ぶようにしましょう。

「介護アプリ」を活用した業務効率化の方法

利用者に対する介護だけでなく、その家族への対応など、介護現場ではいろいろな業務が存在します。

特に利用者に対する介護は、その内容を日々記録し、観察していくことが必要となるため、業務負担に余裕がなくなりつつあるものでしょう。

現場の業務を効率化させるために活用したいのが「介護アプリ」ですが、目的やニーズによって利用するべき種類は異なりますが、業務改善や効率化に向けて取り入れていきたいアプリは、主に次の3つです。

業務改善に使える「ケア記録アプリ」

緊急事態に対応できる「Coaido119

介護者の体調管理に活用できる「ストレススキャン」

それぞれのアプリについて説明していきます。

業務改善に使える「ケア記録アプリ」

業務効率化を目的とし、日常のケア記録や介護記録をICT化できるアプリです。

日々のバイタル測定・食事や入浴、排せつなどの介護記録を操作や音声入力でも行うことができると、記録する負担を大幅に軽減させることができるでしょう。

紙媒体で手書きにより行っていたケアや介護の記録をアプリでできれば、業務負担を軽減させ記載ミスなども防ぐことができます。

緊急事態に対応できる「Coaido119

利用者宅に訪問するときや同行援助の外出の際、事業所内で利用者が急変したときなど介護職だけで救急対応しなければならないこともあるでしょう。

救急車を要請し、救命措置を施すことは容易とはいえませんが、そのような緊急事態に対応できるアプリです。

119番通報しながら、アプリを入れている救命講習を受講済の方や医療関係者に、救助要請コールすることができます。

AED設置施設へも救助要請できるなど、一分一秒急ぐタイミングに活用することができるでしょう。

介護者の体調管理に活用できる「ストレススキャン」

介護職本人の体調管理に活用できるアプリで、指先をフラッシュで照らしたときの色の変化をカメラで読み取り、ストレスレベルを1100で測定します。

ストレスによる腰痛や抑うつ状態を防ぐためにも、うまく活用するとよいでしょう。