介護現場には多くの利用者やスタッフが入り乱れており、人手不足であることも関係してときにはトラブルが発生してしまうこともあります。
ただ、適切に管理できていれば防げたはずのトラブルも中にはあり、ちょっとしたミスが賠償責任につながってしまうこともあるため十分に注意が必要です。
そこで、介護事業者が現場のトラブルを防ぎ、賠償責任など負うことのないようにするためにはどうすればよいか説明していきます。
介護現場で利用者やその家族からクレームが出たとき、その処理や対応方法にミスがあれば信用は低下してしまいます。
たとえば利用者に請求額を間違えた請求書を送ってしまったミスがあったとき、報告を受けた介護事業者は誠意を持ってすぐに利用者やその家族に謝罪することが必要ですが、適切な対処ができなければ信用を低下させることになるでしょう。
ただ、それによりすぐ信用を取り戻すことができればよいですが、その後の対応や請求などにも不信感を抱かせることになればさらに信用を低下させることとなってしまいます。
どのようなトラブルだったとしても、ミスがあったときにはその内容を細分化して対応策を検討することが必要です。
介護現場のヒヤリ・ハットを収集し、二重チェックやスタッフ同士との情報共有も適切に行うようにしましょう。
0ヒヤリ・ハットやリスクとして挙げられるのは、転倒・誤嚥・処方薬の取り間違えなど様々ですが、小さなことでも重大な事故やクレームに繋がることは多々あるため、様々な場面において気になることはすべて洗い出し対応策を検討しておくようにしてください。
今後も高齢者人口は増えることが見込まれていることや、介護報酬改正などで収入・支出のバランスも変化することが考えられます。
事業発展や拡大につながるきっかけになることもあれば、経営状態が悪化する可能性もあることを踏まえ、会社の経営方針である事業計画書の見直しは都度行うようにしましょう。
短期・中期の収入の目標や経費予想などを計画し、将来像を描きながらビジネスプランへ盛り込んでいきます。
毎月の試算表と対比させながら、改善できる部分はないか分析し、見直すことで経営リスクを回避することができるでしょう。