ワークライフバランスとは、仕事と生活の調和のことです。
働く方が、仕事と仕事以外の生活のどちらも充実させる働き方や生き方のことですが、福祉・介護事業で働く方もワークライフバランスの実現が望まれます。
職員のワークライフバランスが確立されれば、仕事もプライベートも充実し、現場の定着率アップにもつながることでしょう。
そこで、ワークライフバランスについて、定義や実現に向けた取り組みを簡単に紹介します。
「ワークライフバランス」とは、仕事と生活の調和のことです。
働くすべての方々が、仕事と、育児・介護・趣味・学習・休養・地域活動などの仕事以外の生活との調和を取って、両方を充実させる働き方や生き方のことといえます。
国民一人ひとりが働くことにやりがいや充実感を得て、家庭や地域生活でも多様な生き方が選択し、実現できる社会を実現することが理想とされています。
仕事と生活のどちらかを軽んじることや、一方がもう一方を補う状態ではなく、仕事とプライベートのどちらも充実させることがワークライフバランスです。
ワークライフバランスが充実すれば、生産性や業務効率の向上につながります。
職員のワークライフバランスを実現させるために、福祉・介護事業者は以下の取り組みを実践していきましょう。
・育児休業・介護休業・看護休暇・介護休暇などを整備する
・残業抑制策・短時間勤務制度・フレックスタイム制度など働き方を見直す
・在宅勤務・サテライトオフィスなど多様な働き方を導入する
・パートから正社員へ転換できる制度を整備する
・キャリア目標設定・研修・情報提供・ロールモデル提示・メンター制度などを支援する
・保育サービス費用の補助や事業所内保育所を整備する
・介護関連費用の補助など経済的支援をする
ライフワークバランスは、少子高齢化の進む日本でも必要性が高まっています。
女性や高齢者などが活躍しやすい職場環境が整備され、多様な人材が雇用されるようになれば、福祉・介護現場も人手不足に悩まされることはなくなるはずです。
職員も子と過ごす時間を増やすことができ、趣味に時間を充てやすくなるため、仕事とプライベートのメリハリがつきやすくなり、現場でもイキイキと働くことができるでしょう。