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福祉事業に女性採用が多い理由とは?活躍しやすい仕事を簡単に紹介

2024.12.26
分類:経営

福祉事業は、女性が多く働いています。

 女性採用が多いのは社会福祉士だけでなく、福祉業界全体にいえます。

 仕事自体は男性と女性のどちらでも対応できるといえるものの、女性のほうが活躍しやすいと認識されているようです。

 そこで、福祉事業に女性採用が多い理由について、活躍しやすい仕事を簡単に紹介します。

福祉事業は女性採用が多い理由

 福祉事業は女性採用が多いといえますが、特に社会福祉士は男性よりも女性が多く働いています。

 社会福祉士だけでなく福祉業界全体にいえることであるのは、介護などの福祉の職業は人に寄り添いお世話をする仕事のため、女性のほうが向いていると認識されやすいからです。

 また、男女で大きな違いが出やすいのは筋力や体力などの身体面といえます。

 社会福祉士の仕事では身体面で強くなければならない業務はそれほどないため、女性でも働きやすいことで女性採用が多いと考えられるでしょう。

 さらに主婦や子育て中の女性でも、働きやすいことが女性採用の多い理由です。

 福利厚生も充実していることが多く、妊娠や出産などのライフプランを迎えても引き続き仕事ができます。

 社会福祉士は国家資格であるため、結婚や出産で職を離れた場合でも、資格は一生なくなることはありません。

 たとえば数年経って復職することも可能であることが、女性に人気がある理由です。

  

福祉事業で女性が活躍しやすい仕事

 福祉事業で女性が活躍しやすい仕事として、以下が挙げられます。

 ・老人ホームの介護職

・介護福祉士

・ケアマネージャー

・事務(PC・データ入力など)

 なお、介護・医療・福祉系で女性管理職の在籍する企業などは多くありいます。

 福祉の仕事は、心身障害などで生活に支障がある方やその家族を対象として、身体・精神・経済面などいろいろな角度から助言や指導を行わなければなりません。

 そのため社会福祉士・介護福祉士・精神保健福祉士などの資格を取得しておけば、男性や女性など性別に関係なく、保有資格を活かして長く働くことができ、管理職として勤務することも夢ではなくなるでしょう。

  

 性別にとらわれない採用が重要

 福祉の仕事のうち、介護現場で働く場合は、利用者の身体的介助において体力的な業務が多く、女性では対応しにくい部分も少なくないといえます。

 仮に体力や力が足らなかった場合、転倒してしまい利用者にもケガを負わせるリスクも高まります。

 そのため男性のほうが向いている業務もあるといえるため、女性採用のみにとらわれるのではなく、男性が活躍できる場としても採用活動を進めたほうがよいでしょう。