介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

共有スペースとは?役割と福祉施設における工夫方法を簡単に紹介

2025.03.28
分類:経営

福祉事業における共有スペースとは、老人ホーム・介護施設・グループホームなどの利用者が共有できる場所です。

 共有スペースには、食堂・リビング・浴室・トイレなどが挙げられます。

 入居者同士のコミュニケーションの場とした活用したりイベントを開催したりなどのスペースとして、十分な広さが必要です。

 そこで、共有スペースについて、役割と福祉施設における工夫方法を簡単に紹介します。

共有スペースとは

 「共有スペース」とは、施設利用者が共同で使用できるスペースです。

 たとえば食堂・リハビリ室・多目的スペースなどは共有スペースに位置付けられます。

  

共有スペースの役割

 共有スペースの役割として、以下が挙げられます。

 ・利用者同士のコミュニケーションの場になること

・利用者同士の交流を促進してコミュニティを形成すること

・利用者の生活の質を向上させること

・利用者に趣味などを身近で楽しんでもらうこと

・利用者が孤立を防止すること

  

共有スペースの例

 共有スペースの例として、以下が挙げられます。

 ・食堂

・キッチン

・トイレ

・洗面所

・フィットネスジム

・プール

・子供用のキッズルーム

・ペット用施設

・ワークスペース

・会議室

・ロビー

・ラウンジ

・集会室

・ゲストルーム

・中庭

・ウッドデッキ

・屋上庭園

 介護施設によって上記のうち、どの設備や施設が備わっているかは変わります。

 そのため入所する介護施設の選択において、共有スペースの種類・広さ・居心地の良さなどが重視される場合もあるといえます。

 イベントや趣味活動に参加するときに別途費用が発生するときは、前もって伝えておくことも必要です。

 

福祉施設における共有スペースの工夫方法

福祉施設における共有スペースは、以下の方法で工夫できます。

・視覚障がいのある方の動線を確保する

・衝突を防ぐための緩衝材を設置する

・雰囲気を高める

・利用者同士の交流を促す

・障がい者や高齢者に対応した設備を用意する

・暖色のインテリアで居心地の良い空間にする

上記を実践する具体的な方法として、以下が挙げられます。

・ひらがなで大きく表示する

・点字ブロックの上には列を作らない

・イラストを使用してわかりやすさを保つ

・温かみのある絵画やアート作品を飾る

・カウンターに杖置きを設置する

・車いすのままで使用できる低いテーブルを設置する

・パーティションを設置してプライバシーを保護する