介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護サービスを提供する施設に対するニーズは今後もさらに高まる理由

2019.09.05
分類:経営

日本は高齢化が進んでおり、2025年には全人口の20%弱は75歳以上の後期高齢者が占めることになるといわれています。

そのため、介護を必要とする高齢者も増えることが予測されるため、希望する介護サービスを提供できる介護施設の整備が必要と考えられます。

しかし、大都市近郊や地方都市では施設に入所できない高齢者も増えると考えられていますが、その背景にはそれぞれの介護施設の数と定員数が関係しています。

介護施設で数が多いのは?

介護を行う施設の中で、もっとも数が多いのは有料老人ホーム、続いて認知症の方を入居対象としたグループホームなどで、公的施設である特別養護老人ホームの数は3番目です。

有料老人ホームにも介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームなどの種類があります。

 

定員数が多い介護施設は?

施設の数は有料老人ホーム、グループホーム、特別養護老人ホームの順であるのに対し、施設の定員数は特別養護老人ホームが最も多くなっています。

有料老人ホームは、介護付きや住宅型、健康型など3つの種類に分かれていますが、これらを合計した数よりも特別養護老人ホームの定員数のほうが上です。

その理由として、有料老人ホームはすべてが個室や2人部屋など、1つの部屋で過ごす部屋の人数が少ない野に対し、特別養護老人ホームは1つの部屋に4人など、多床室がほとんどだからです。

施設内で設けることができる部屋の数にも限界があるため、1つの部屋に多人数が入所できる特別養護老人ホームのほうが定員数は自然と多くなります。

 

定員数は多くてもそれ以上に高齢者数が多い

特別養護老人ホームに入所できる定員は多くても、高齢者の人数が多くなりすぎて入所を希望しても対応できないことはめずらしいことではありません。

2025年に特別養護老人ホームへの入所を希望する方がすべて入所する場合、全国で131万人の定員数が必要となる計算です。

入所を申し込む方のうち、要介護3以上の方だけが入所できるとした場合でも、109万人分の定員数が必要と推計されています。

 

今後も有料老人ホームなどのニーズは高まる一方に

現在でも少しずつ定員数は増えてはいるものの、高齢化による需要の増加でまったく追い付いていない状態です。

そこで、特別養護老人ホームに代わって入所できる有料老人ホームなどにニーズが高まっている状況であるといえるでしょう。

現在も介護施設に余裕がある状態とはいえない状態なので、このような傾向は、今後も続いていくと予想されます。