
日本は超高齢化社会を迎えており、福祉事業開業に関するニーズは、今後もさらに高まると考えられます。
しかし、福祉施設の開業・運営においては、法人の設立が必要であり、個人事業主から企業化が求められるといえます。
すでに別業界で活躍する企業が福祉業界へ新たに参入する際には、地域の生活ニーズや周辺環境に関する調査なども対応しておくことが必要です。
そこで、福祉事業開業で求められる企業化について、流れや注意点を簡単に紹介します。
福祉施設を開業するときには、主に以下の流れで手続をすすめます。
①事業内容決定
②法人設立
③施設建設
④指定申請
⑤利用者獲得
それぞれ説明します。
福祉施設を開業するときには、まずは事業内容を決めます。
施設で提供するサービスの内容や取り組み、収益の見込みなどです。
これらを決めて事業計画書にまとめておきましょう。
福祉施設を開業するときには、法人を設立することが必要です。
福祉施設の開業・運営においては、会社を立ち上げなければできません。
業界に参入できるのは、株式会社・合同会社・社会福祉法人・医療法人などであり、個人事業主ではスタートできないと理解しておいてください。
福祉施設を開業するときには、施設を建設する土地探しが必要です。
立地や広さ、集客の期待度など、事前調査もしっかり行った上で決定しましょう。
また、施設の建設は、居住性・耐久性・コストなどを踏まえて選ぶことになります。
福祉施設を開業するときには、指定申請が必要です。
指定申請とは、開業における基準を満たしていることを、行政に認めてもらうために行います。
指定基準には、人員基準・運営基準・設備基準があり、開業した後も満たし続けることが必要です。
福祉施設を開業するときには、ホームページ・SNSなどの開設、チラシやパンフレットなどのポスティングなどで利用者獲得における活動を行うことも必要です。
福祉施設には、特別養護老人ホーム・グループホーム・有料老人ホームなどの種類があり、それぞれで提供するサービスや利用対象者は異なります。
そのため、事業所を設置するときには、それぞれの法的要件や設備基準を満たさなければなりません。
開業前に、どの施設を運営するのか、提供するサービスの内容や運営形態などを明確にしておきましょう。