現在人手不足が顕著化している介護業界では、SNSなど情報発信ツールを使い、介護職の魅力を多くの人たちに伝えたいと考える介護事業者も少なくありません。
若い世代が多く利用するツールといえるSNSを有効活用すると、情報を閲覧した人から楽しそうな職場で働きたいと感じてもらえる可能性もあります。
SNSで情報を発信しなければ!と考えてしまうと、つい堅苦しい内容にしてしまいがちです。
しかし介護現場での仕事を理解してもらうためには、現場の職員が仕事のおもしろさや日々のできごとなど、SNSでリアルに発信したほうが効果は見込めます。
他の介護事業所にはない取り組みや、優秀なスタッフのことなど、情報を発信しなければ誰にも知ってもらうことはできないでしょう。
多くの人が発信した情報を見ることで、
・介護サービスを初めて利用するけれどこの介護事業者なら安心
・多くの人が閲覧し知っている事業所だから信用できる
・職員の対応や体制などもしっかりしる事業所だから楽しく働けている
と感じてもらい、利用者や求職者を集めることができます。
たとえばECサイトで買い物をしたりサービスを利用したりするときには、実際に購入した方や利用した方のレビューや口コミを参考にすることはめずらしくありません。
いくら良い商品やサービスだと説明に記載されていても、実際に購入した方や利用した方からの評価が低ければ、購買意欲は低下してしまいます。
介護サービスも同様に、多くの方から高い評価をしてもらうためにもSNSをうまく活用するべきです。
ポジティブな投稿を続けることで好印象を抱いてもらうことができれば、周知効果と付随しサービスに魅力を感じてくれる人が増えるはずです。
実際に利用してみたい
この職場で働いてみたい
という方を増やしましょう。
また、SNSを利用することで職員同士のコミュニケーションにもつながり、サービスに対する意識も高まる可能性もあります。
ただし注意したいのは、介護事業所を利用する高齢者の写真を載せるときなどは、本人や家族の許可を得ておくことです。
プライバシーなど、個人を特定できないよう配慮も必要ですし、知られたくないという情報を掲載してしまわないようにすることが大切といえます。
個人情報漏えいと判断されれば、SNSに掲載したことを理由に損害賠償を請求される可能性もあるため、もし利用者の写真や情報を載せるときには必ず許可を得ておくようにしてください。