介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者が行う広報活動は施設を好きになってもらうために必要なこと

2021.11.15
分類:経営

介護事業者が広報活動を行う一番の目的は、運営する施設の特色・役割・魅力を多くの方に知ってもらいたいからです。

外に向けて施設の情報を発信し、その情報を見たり聞いたりした方がよい施設だと感じれば、自然と人が集まるようになるでしょう。

介護や医療の分野は口コミを参考にする方が多く、実際に利用していた方などから伝わる評判などで決める方も多くいます。

ただ、インターネットの口コミ情報などは偏った見方や誤った情報なども広まりやすいため、パンフレットやイベント開催などの広報活動で施設について正しい情報を得てもらうようにしましょう。

介護事業者が行う広報活動の1つが広報誌の作成

介護事業者の中には、施設のことを正しく多くの方に知ってもらおうと、広報誌を作成する方もいます。

介護施設の広報活動はマネジメント業務における運営管理の1つですが、健全に施設を運営するためにも欠かせないことです。

法令を遵守し理念に基づいたサービスを提供していることをアピールするため、施設の個性や特徴などを明確に提示し、理想を実現するためにどのような取り組みを日々行っているのか広報活動により周知していきましょう。

利用者やその家族のニーズは多様化していますが、介護サービスを提供する形態も細分化されました。

たとえば介護施設には特別養護老人ホームと有料老人ホームなど複数種類があり、どのような違いがあるのかすべての方が理解できているわけではありません。

そこで、運営する介護事業所はどのような形で介護サービスを提供しているのか、わかりやすく伝えるためにも広報活動が必要です。

施設の持ち味をわかりやすく伝える手段であり、大きな役割の1つといえるでしょう。

どのような広報誌を作成するべきか

介護施設の多くは定期的に広報誌や壁新聞を作成し、施設内の様子をまとめた内容を掲示したり配布したりしています。

ホームページを作成しているなら、その中で閲覧できるようにするなど工夫がされていますが、インターネットを情報収集の媒体として活用するのは多くが若い世代です。

高齢の方たちは、インターネットよりも紙媒体のものに慣れ親しんでおり、情報発信もデジタルよりは印刷物のほうが喜ばれます。

実際に施設を訪れたことのない方にも、どのような空間でどんなサービスが提供されているのか、どんな雰囲気の介護スタッフがケアしているのかなど知ってもらえる広報誌を作成しましょう。

施設利用を検討している方が安心して施設見学や利用相談に訪れることができる内容が望ましいといえます。