介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者を悩ませる介護スタッフのシフト調整の問題点とは?

2022.09.17
分類:総務

介護現場で働く介護スタッフのシフト調整は、介護事業者の大切な仕事といえます。

24時間365日休みなしで稼働する介護施設では、休日も人員を配置することが必要となりますが、人手不足の現場が多くシフト調整が厳しいケースもめずらしくありません。

そこで、介護事業者が介護スタッフのシフト調整するとき、何が問題となりやすいのか、うまく作成するコツについて説明していきます。

介護現場のシフト調整の特徴

介護スタッフのシフト調整の特徴を知るために、次の2つを理解していきましょう。

・シフトのパターン

・シフト作成のルール

それぞれ説明していきます。

シフトのパターン

介護職のシフトパターンは、たとえば日勤と夜勤の2交代制などであることが多いといえます。

ただし施設によっては早番・日勤・遅番・夜勤と4交代制である場合もあるため、一律ではありません。

休日は週休2日によるシフト調整が多いようですが、休日出勤や曜日に関係なくシフト調整されるなど、休日に土日祝日が必ず含まれるとも限らないようです。

シフト作成のルール

介護職の基本的なシフト作成のルールとして、過剰な連続出勤にならないように一定のスパンで休日を設けることが挙げられます。

公休は出勤34日に対し1回設けるのに加え、職員が希望する日も休みにするなどに加え、職員による偏りが生まれないような配慮と残業や休日出勤はできるだけ発生させないことが求められます。

 

介護スタッフのシフト調整の問題点とクリアするコツ

介護スタッフのシフト調整においては、次のようなことが問題となりやすいといえます。

・シフト作成に手間や時間がかかりやすい

・シフト管理者が現場に寄り添うことができないケースが多い

・シフト調整する人手が足りない

・どの介護スタッフにも公平なシフトを組むことが難しい

それぞれの問題点を解消するためにも、勤務の条件なども考慮しながら組むことが求められます。

そのため次の4つのコツを踏まえた上で、うまくシフト調整していくようにしましょう。

・必要な人員の人数や構成を把握すること

・法律を順守した配置基準を徹底する

・確定させやすい日からシフトを調整する

・夜勤を優先したシフト調整を行う

特に夜勤は負担が大きくなるため、できるだけ一定のペースに公休を組み込むシフト調整が必要となるでしょう。

月の休日は9日が平均とされていますが、公休は出勤34日ごとに1日含ませることを意識するようにしてください。