介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護スタッフの雇用形態の種類とニーズに合った働き方の選び方

2022.09.19
分類:総務

「雇用形態」とは、これから働く勤務先とどのような契約で働くかであり、「社員」とつく雇用形態にも正社員・契約社員・派遣社員などの種類があります。

勤務時間や昇給・ボーナスの有無、福利厚生などの待遇など様々ですが、介護スタッフの雇用形態の種類と、ニーズに合った働き方を選ぶためにそれぞれの特徴など説明していきます。

正社員としての雇用形態

正社員は企業に直接雇用されることとなり、安定して長期間働くことができます。

また、給与だけでなく賞与や退職金が支給されることもあり、福利厚生や研修制度など充実しているケースが多いのもメリットです。

昇給や昇進など狙って収入を増やすことも目指しやすいといえますが、残業が発生することがあるため長時間労働になることや、企業によっては転勤や部署異動などの可能性があることは留意しておきましょう。

 

契約社員としての雇用形態

契約社員も企業に直接雇用されているものの、雇用の期間に定められているのが大きな特徴です。

一定期間により契約が終了するため、更新しなければ同じ職場で働き続けることはできません。

また、正社員には賞与や退職金があっても契約社員はなしというケースも多く、応募するときには必ず確認が必要です。

なお、契約社員は3年超で雇用期間を設定できないため、継続して働きたいときは契約更新が必要です。

しかし仕事の評価が低いときや人件費削減など、経営側の都合上、契約が終了する場合もあることは留意しておきましょう。

同じ企業で5年以上働いた契約社員の場合、雇用期間を定めない条件で契約を結んでもらえるように企業側へ申し入れることはできます。

 

派遣社員としての雇用形態

派遣社員は、派遣もととなる派遣会社に登録し、雇用契約を結んで派遣先企業で仕事をします。

仕事をする場所である企業と給料を支払う企業が異なる雇用形態であり、時給・交通費支給の有無・有給休暇・福利厚生など条件も派遣元企業によって異なります。

仕事内容も正社員や契約社員と同じの場合もあれば、補助的に働くケースもあり様々です。

月給制ではなくて時間給であることや、労働者派遣法に従う働き方のため、一般の社員と扱いが多少変わってくることは留意しておきましょう。

自由な働き方が可能となる雇用形態といえるものの、気に入った職場だとしても長く働けないことは、契約社員と共通するデメリットといえます。