介護施設の運営費用のうち、光熱費が占める割合は大きいといえます。
経営安定化のためにも光熱費の削減は必要不可欠といえますが、季節によってエアコンの使用で電力消費量が増え、電気代が跳ね上がるといったケースもめずらしくありません。
また、介護施設では水道も多く使用するため、一気に水が吐水されないような工夫も必要となります。
そこで、介護施設の光熱費について、すぐに実践できる削減方法を簡単に紹介していきます。
介護施設では、利用者が快適・安全に過ごすことができる環境整備が必須となるため、水道や光熱費なども多くかかります。
しかし施設運営で日々必要となる固定費がかかりすぎれば、経営を断念しなければならない恐れもあると考え、コスト削減を積み重ねていくことも重要です。
介護施設で光熱費を削減する方法として、すぐに実践できることは主に次の4つと考えられます。
・空調を適切な温度に設定する
・人感センサーライトを導入する
・節水コマを設置する
・LED電球へ付け替える
それぞれどのような方法か説明します。
介護施設の光熱費を削減するなら、施設内の空調を適切な温度に設定しましょう。
利用者が快適に過ごすことができるように、空調の設定温度を適切に保つことが大切です。
1度温度を変えるだけで、消費エネルギーは10%程度変わるといわれています。
サーキュレーターや扇風機などを活用すれば、より空調を効率的に使用できます。
介護施設の光熱費を削減するなら、照明の消し忘れなど防ぐように、人感センサーライトを導入しましょう。
人を感知することで、自動的にあかりが点灯・消灯する人感センサーの備わったライトなら、利用頻度に応じて照明を管理できます。
無駄な電気の使用を防ぎ、節約に繋げることができるでしょう。
介護施設の光熱費を削減するなら、弁座パッキン固定用ナットを特殊形状にした節水コマを設置しましょう。
一気に水が吐水されなくなり、節水につながります。
また、浴室のシャワーヘッドも節水タイプに変更すると、水の無駄を防ぐことができます。
手元でオンオフ操作ができるヘッドに取り替えれば、大幅に使用料をカットできるため試してみることをおすすめします。
介護施設の光熱費を削減するなら、発熱電球よりも消費電力量を抑えることができるLED電球へ付け替えましょう。
LED電球への1か月の消費電力は、発熱電球の2割程度です。
さらに白熱電球の寿命は1,000~2,000時間であるのに対し、LED電球の寿命は4万時間であるため長く使えます。