介護職員の働き方は、どの施設や業態で仕事をするかによって異なるでしょう。
たとえば、日中のみ稼働する通所介護の事業所では、夜勤などで仕事をすることはありませんが、入所型の施設では24時間365日稼働しているため、シフトにより夜勤が必要になる場合もあります。
仕事とプライベートをうまく両立させて働きたいのなら、職員が無理なく仕事のできるワークスタイルを確立することが必要です。
ワークスタイルの選択肢を増やせば、現場で働く職員がライフスタイルに合わせて就労時間などを選びやすくなります。
そこで、介護職員の働き方や、スタッフの希望するワークスタイルを実現する取り組みについて紹介します。
「ワークスタイル」とは、以下を意味する言葉です。
・働き方
・仕事のやり方
・仕事の仕組み
立場や状況でニュアンスは異なるものの、個人と企業のどちらでも用いる言葉といえます。
異なる雇用形態や、勤務時間や就労時間の違いなど、個人のライフスタイルに合わせた働き方といえるでしょう。
育児や介護との両立など、生活に合った仕事のやり方なども含みます。
福祉・介護事業でワークライフバランスを実現するためには、たとえば以下の取り組みが必要になると考えられます。
・業務や組織体制を見直す
・残業時間を削減する
・短時間勤務制度を導入する
・休暇取得率を改善・促進する
・フレックスタイム制度を導入する
・福利厚生を充実させる
すぐに実行したくても、現場の人材が足りていないなど事業所によって事情は様々です。
そのため、まずはできることから取り入れていくとよいでしょう。
介護職員の働き方は、勤務する施設の事業形態などによって異なります。
たとえば特別養護老人ホームなどは、24時間365日稼働しています。
そのため介護職員も、早番・遅番・夜勤などの交替制で働くことが一般的です。
デイサービスなどの通所型事業所の場合、利用者の送迎時間を含め、事業所の定める営業時間に基づいた働き方となります。
訪問介護では、利用者の訪問介護計画書に基づいた時間帯で働くことになるため、利用者の都合次第で深夜や早朝の勤務も発生するでしょう。
また、介護職員は利用者の身体介護と生活援助を他咽頭しますが、利用者の心に寄り添って体調や気持ちの変化に気づいて挙げることも大切です。