転職歴が多く、何度も仕事先を変わっている状態では、新たに面接を受けても不利な扱いをされてしまうかもしれないと不安になりがちです。
確かに転職回数は面接官が気にするポイントではあるものの、アピール方法次第では採用したいと思わせることもできます。
そこで、転職歴が多くても安心なのか、福祉事業で採用が不利にならない考え方を紹介します。
転職回数が多ければ、何度も職場を変わっていることを理由に、面接では不利な扱いをされるのではないかと心配です。
採用現場では、20代で3〜4回以上、30代で4〜5回以上転職していると、転職回数が多いと判断される傾向が高くなります。
ただ、福祉や介護の現場は慢性的に人手不足であり、転職回数が多くてもそれほど不利にならない場合もあるようです。
短期間で転職を繰り返している場合は、忍耐力がなく、社会になじめない人材であると判断される恐れもあるため注意してください。
福祉事業や介護事業で転職歴が増えるのは、業界に以下の特徴があるからといえます。
・激務で体力的に厳しい
・職員や利用者、その家族など複雑な人間関係に悩みが多い
・将来の見通しが立てにくい
介護業界では転職が繰り返されることはめずらしくないといえますが、短期で繰り返しているとマイナスに捉えられることもあります。
ただ、福祉や介護の現場は人手が足りていないため、激務であることや人間関係が複雑化しやすいことなど、事業者自体が理解しています。
そのためこれまでの経験をアピールできれば、転職歴の多さもプラス要素に変えることができます。
転職歴が多くても、不利な扱いをされないためには、転職を繰り返したことを前向きに説明できるようにしておきましょう。
面接においては、以下をポイントと抑えて挑むことをおすすめします。
・ポジティブな転職理由を説明する
・経験値をアピールする
・キャリアアップへの希望を示す
それぞれ説明します。
転職回数が多い理由を尋ねられたときは、たとえネガティブな理由だった場合でも、裏返してポジティブな理由へと伝え方を工夫しましょう。
転職回数が多くても、様々な現場で摘んだ経験をアピールし、どのようなスキルを習得できたか説明することで評価を高めることができます。
キャリアアップについて、短期的視点ではなく長期的な目線で考えていることをアピールしましょう。