男性よりも、女性のほうが平均寿命は長いため、介護施設は女性の利用者の割合が高いといえます。
男女比に偏りがあると、日常生活を送る上で居心地の悪さを感じるのではないかと不安になる場合もあるようです。
そこで、介護施設は女性利用者が多い理由について、施設選びで重視したい項目を紹介します。
介護施設利用者は、ホームによって違いはあるものの、男性2に対して女性8の割合のケースや、男性3に対し女性7の割合などで、女性利用者が多いといえます。
これは、男女の平均寿命の差が関係するといえるでしょう。
夫を看取った後で妻が施設へ入居することが多いことや、男性はプライドが高く施設入所を敬遠する傾向が見られがちであり、他の利用者との共同生活を嫌がることが関係します。
ただし、男性が利用しやすい農作業やスポーツなどのレクリエーションを取り入れている施設や、囲碁・将棋なども盛んであるホームなどは、この限りではありません。
介護施設選びでは、男女比以外にも以下の項目を重視するべきといえます。
・利用者の要介護度
・利用者の年齢
・利用者の入居期間
・共有スペースの充実度
・レクリエーションの充実度
それぞれ説明します。
介護施設選びでは、男女比以外にも利用者の要介護度を重視しましょう。
話し相手が見つかりやすいように、介護ごとにフロアを分けているホームもあります。
介護施設選びでは、男女比以外にも利用者の年齢を重視しましょう。
近い年代の人が多いほうが、会話がはずみやすく、安心で切ると考えられます。
介護施設選びでは、男女比以外にも利用者の入居期間も重視しましょう。
利用者の入居期間が長いほうが、過ごしやすい施設であると考えられます。
ただし、すでに利用者同士にコミュニティが形成されていることが多いため、馴染みにくさを感じやすいことは注意してください。
介護施設選びでは、男女比以外にも共有スペースの充実度を重視しましょう。
共有スペースが多いと、気分転換しやすく、自居室にこもる時間も少なくなるため、利用者同士のコミュニケーションも取りやすくなります。
空間のゆとりは生活しやすさにも影響するため、ゆとりのあるスペースが確保できているか、座って休憩できる椅子などが設置されているかなども確認してみましょう。
介護施設選びでは、男女比以外にもレクリエーションの充実度も重視しましょう。
生け花・カラオケ・卓球・囲碁・将棋など、利用者が好む活動が充実していると、施設内でのコミュニケーションも取りやすくなります。