
特別休暇とは、企業が福利厚生の一環として、従業員に与える法定外の休暇です。
労働基準法で定められた年次有給休暇とは異なり、会社独自で取得における条件などを設定できます。
たとえば、夏期休暇・リフレッシュ休暇・慶弔休暇・病気休暇などが特別休暇に該当します。
そこで、福祉事業における特別休暇について、種類や目安になる日数を簡単に紹介します。
特別休暇とは、会社の法定休暇とは別で、労働者のそれぞれの事情に対応するため、独自で設定する休暇です。
労働者との話し合いで、目的や取得形態などを自由に決めて、任意に設定します。
労働者が健康で快適に生活を送るため、ライフワークバランス維持に向けて、働き過ぎを是正する方法として利用される休暇制度です。
現場のモチベーションアップや企業PRにもつながります。
特別休暇は任意で設定できる休暇であり、以下の種類があります。
・夏期休暇
・リフレッシュ休暇
・慶弔休暇
・病気休暇
それぞれ説明します。
夏期休暇は、一般的に8月13日から8月15日までの期間など、夏期に付与される休暇です。
お盆の時期に休暇を付与すると、墓参りしやすくなったり普段会えない人と会えたりなど、充実した生活にもつながります。
多くの企業が同じ期間に夏期休暇を取得するため、業務効率化にもつながるでしょう。
リフレッシュ休暇とは、従業員の心身の疲労回復を目的とした休暇です。
たとえば、勤続3年ごとに3日など、一定の勤続年数に対して付与されることが多いため、永年勤続者への慰労の意味もあります。
また、リフレッシュ休暇を取得する場合、旅行券などを贈呈する会社もあるようです。
慶弔休暇とは、従業員の結婚や出産などの慶事や、葬儀やお悔やみなどの弔事に対して付与する休暇です。
労働基準法による法定休暇ではないため、休暇の有無や取得可能日数などの条件は会社によって異なります。
たとえば、本人の結婚では5日間、親の死亡で5日間などの日数で休暇が付与されます。
病気休暇とは、従業員がケガや病気の療養で取得する休暇です。
長期治療で休暇が必要な場合や、通院で半日または1日の休暇が必要な場合に付与されます。
年次有給休暇とは別途、体調不良で付与される病気休暇を設けておけば、不安を抱える労働者も安心して働けます。