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介護施設で安定収入を得るには正社員にこだわらない働き方がよい?

2020.11.02
分類:総務

肉体労働など仕事はハードなのに賃金は低いというイメージを持たれている介護施設の職員ですが、実際、福祉関連の職種は給与水準が低めであり雇用してもすぐ離職してしまう方も少なくありません。

では介護施設で働くことで、安定収入を得ることはできないのか…といえばそうではなく、働き方によってはストレスを軽減しながら続けることも可能です。

10年働いても賃金が変わらないときは…

介護施設にもよりますが、勤務時間に夜勤が含まれることもあります。

給料は手取り1415万円程度など、まだ働き始めたばかりだから…とあきらめがつくでしょうが、すでに10年近く長く働いている方との賞与が1万円程度しか違わなかったとき、安定収入には程遠いと肩を落とす方もいるようです。

10年頑張っても金額はそれほどかわらないのはつらいけれど、せっかく就いた介護の仕事は続けたいと考えたとき、どうすれば安定収入を得ることができるのか悩んでしまうものでしょう。

そのような中で、「派遣介護士」という働き方で月収を大幅にアップさせ、安定収入を得た方もいます。

 

正社員のほうが安定しているのでは?

派遣で介護スタッフとして働くためには、正社員の肩書きを捨てることになります。派遣と正社員ではあきらかに正社員のほうが安定していると考える方がほとんどでしょう。

しかし雇用形態だけにこだわっても収入は増えないということに気がつき、たとえば夜勤のみ担当する夜勤専従のスタッフとして働く方法を実践している方もいます。

夜勤手当も上乗せされるので収入も増え、地域にもよりますが都市部では給与水準も比較高めです。

正社員だと夜勤専従のスタッフとして働くことができない職場が多いので、派遣という形を選び収入を上げることを目指し成功した例です。

 

派遣で働くことのメリット

派遣と耳にすると、不安定という印象を抱きがちです。ただ実際には派遣で働くメリットも多く、たとえば派遣には残業がないことが魅力といえます。

派遣に残業を依頼することは可能ですが、残業が発生すればその分高いお金を払わなければならなくなるので、雇用する側も派遣に残業をさせたがらないようです。

さらに時間の調整もしやすく、もし施設と合わないと感じたのなら、契約更新はせず他の施設に移ることもできます。

ただし正社員よりも職場の方たちとの距離を縮めにくいというデメリットはありますが、いずれにしても派遣は期間が決まっています。職場の方たちと深く関わることを苦手に感じる方にとっては、派遣という働き方も方法の1つとして検討できるといえるでしょう。