学生に対し、企業が就業体験の機会や場所を提供するインターンシップ。参加した学生に実際の仕事を体験してもらうことで、やりがいを感じてもらい就職を希望してもらえるといったメリットがあります。
介護施設でもインターシップを実施し、多くの学生に就労体験してもらうケースはめずらしくありません。
そしてインターシップには、単に学んでもらうだけでなく様々なメリットがあるためその内容をご紹介します。
高齢化が進む日本では、介護人材を増やすことが急務となっています。
そこで、インターンシップを通じて多くの学生に介護の仕事に興味を持ってもらい、知識と理解を深めてもらおうという介護施設も増えている状況です。
単に介護現場の仕事を学んでもらうだけでなく、学生など若い世代と高齢者という、普段触れ合う機会の少ない世代間での交流の場としても提供できることがメリットといえるでしょう。
インターンシップでは、実際の介護現場で介護スタッフがどのようにサービスを提供しているのか知ってもらうことができます。
介護現場で働く介護スタッフと学生との間で意見交換を行えば、現場の生の声を届けることができますし、福祉の仕事に興味を持つ学生の就職活動にも役立ててもらえるはずです。
就活を行っている学生の中には、本当に自分のやりたいことは何か、どのような仕事が合うのかわからないという方もいます。
様々な不安や悩みを解決するためにも、介護施設のインターンシップに参加してもらうことで、これまで知らなかった世界を知り興味を持ってもらうこともできるかもしれません。
インターンシップの内容は介護施設により異なりますが、施設見学やオリエンテーション、利用者との交流、懇談会などが主となります。
新型コロナウイルス感染症の影響が収束していない今、インターンシップに参加したくても不安を感じる学生も少なくありません。
また、介護施設も高齢者が多く利用しているため、外部から不特定多数の人を受け入れにくいのが現状です。
そこで、学生が安心してインターンシップに参加できるように、Webを使って開催する介護施設も増えています。
仕事体験もZoomアプリなどを使い、パソコン以外にもスマートフォンから参加できるような取り組みを行っているようです。
事態が収束しない間は、このようなインターネットを使ったインターンシップも有効であるといえるでしょう。