介護事業者は介護現場で働く介護スタッフの就業時間について、どのように設定しているでしょう。
求人情報などに記載されている就業時間は、シフト制となっていたり短時間でも可となっていたり、介護事業所ごとに異なるため実際にはどのような働き方になるのか疑問を感じる方も多いようです。
月曜日から金曜日まで9時から18時まで働き、土日は休日という働き方を可能とする介護施設はほとんどなく、多くは4交替制のシフト勤務などとなっています。
そこで、介護スタッフの就業時間は実際どのような形になるのかご説明します。
介護施設にもいろいろな種類がありますが、たとえば利用者が入居する形で介護サービスを受ける施設なら、24時間364日介護サービスを提供し続けることになります。
そのため日中の時間帯だけでなく、夜間も人員が必要となるため介護スタッフが交代しながら介護サービスを提供し続けることとなるでしょう。
特別養護老人ホーム・介護老人保健施設・グループホーム・介護付き有料老人ホームなどが入所系の介護施設として挙げられますが、4交代制のシフト制の場合には次のような就業時間でシフトが組まれていることが多いようです。
・早番(7:00〜16:00)…実働8時間・休憩1時間
・日勤(9:00〜18:00)…実働8時間・休憩1時間
・遅番(11:00〜20:00)…実働8時間・休憩1時間
・夜勤(16:00〜翌朝10:00)…実働16時間・休憩2時間
これに対し、日中の時間帯だけの営業で可能なデイサービス・訪問介護事業所などの在宅系の介護事業所であれば、主に次のような就業時間を設定していることが多いようです。
・8:30〜17:30…実働8時間・休憩1時間
・9:00〜18:00…実働8時間・休憩1時間
・9:30〜18:30…実働8時間・休憩1時間
サービスを提供する時間帯や提供場所などによって、介護スタッフの就業時間も変わってくると考えられます。
介護スタッフにも正社員雇用されている方もいれば、パートとして働いている方もいます。
正社員とパートのどちらで採用されているかによっても、就業時間は異なることもあるでしょう。
たとえば正社員で夜勤以外の勤務の場合には、時間帯はいろいろですがいずれも8時間労働・1時間休憩で就業時間が設定されていることが多いようです。
パート勤務になると、短時間で働くことを希望する方や個人の事情に合わせた働き方をする方もいるため、介護事業所ごとに様々な就業時間を設け対応しています。
たとえば、
・9:30〜16:30…実働6時間・休憩1時間
・9:00〜13:00…実働4時間・休憩なし
・11:00〜14:00…実働3時間・休憩なし
などいろいろなので参考にするとよいでしょう。