介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者も介護職員のプライベート時間充実に向けた取り組みが必要?

2021.09.10
分類:総務

介護事業者は、介護職員に仕事以外のプライベート時間を大切にしてもらい、長く働き続けてもらうためにどのようなことに注意すればよいのでしょう。

そもそも介護現場はストレスが発生しやすい職場環境にあるといえるため、プライベート時間を充実させてもらうことで仕事にも集中しやすくなるはずです。

プライベートと仕事のオン・オフの切り替えを行って仕事に集中してもらうためにも、職場の雰囲気づくりや独自の制度を準備するといったことを行うようにしましょう。

人間関係が良好な職場はプライベートでも交流がある

介護現場では与えられた仕事だけを行えばよいのではなく、自身で判断し動かなければならない場面が多々あります。

介護のプロとしてはたらいてもらうためにも、職場でのスタッフ同士のコミュニケーションは重要であり、仕事のときとプライベートのときの線引きをしながらよい人間関係を築くことが必要です。

介護職員同士が仲良く、雰囲気のよい介護事業所などでは、プライベートでも同じ趣味を持つ職員同士が集まり時間を共有することは少なくありません。

 

夜勤だけならプライベート時間が充実しやすい

介護施設によっては夜勤が必要となることもありますが、夜勤のみの勤務であれば日中のプライベート時間を確保しやすくなります。

シフト勤務の場合には、日中と夜間など勤務時間が一定ではなく、生活リズムを保つことが難しいこともありますが、夜勤のみであれば生活リズムを保ちやすいといえます。

夜勤明けの次の日は必ず休みになるため、疲れをゆっくり取りながら自由にプライベート時間をキープできることも魅力といえるでしょう。

 

コロナ禍における職員のプライベート管理は?

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、介護施設内でクラスターを発生させないため、介護職員のプライベート時間についてもどこまで管理するべきか悩む介護事業者も少なくありません。

施設によってはプライベートで県をまたいだ移動は禁止するといった独自の方針を出すケースもあるようですが、過度なプライベート管理は行き過ぎと主張されてしまう可能性も出てきます。

原則、個人として行動の自由は認められるべきなのでたとえば、

・複数名の集まりに参加しない

・判断に迷うときは事前に事務局に相談する

・感染の可能性が高い場所に行ったことを公開や流出させない

・県をまたいだ移動後はPCR検査を受ける

など事前に箇条書きにして書面で伝えておき、介護職員から同意の署名を貰っておくといった対策を行うとよいでしょう。