介護施設は新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症に感染してしまうと、すでに抵抗力の弱っているため重症化しやすいといえます。
そのため除菌や手洗いなど、感染症予防対策を徹底して行うことが大切ですが、うつさないこととうつらないようにしなければなりません。
そこで、介護施設ではどのような感染症予防対策を行えばよいのか、除菌や手洗いなどその方法について解説していきます。
介護施設では、ウイルス感染症を流行させない、感染しないために感染経路を遮断する配慮が必要です。
そのため、病原体は持ち込まない・広げない・持ち出さないことが重要になります。
介護施設に入所している高齢者がウイルス感染する理由は、面会者や介護スタッフなどが主な感染経路になると考えられます。
もしも利用者が感染してしまったときには、嘔吐物や排泄物などに細菌やウイルスなどが含まれている可能性があるため、処理するときには以下の対策を取るようにしてください。
・血液・体液・排泄物に触れるときには手袋を着用する
・血液・体液・排泄物などが飛び散る可能性があるときには手袋着用だけでなく、マスク・エプロン・ ゴーグルも着用する
・針刺しを防止するためにリキャップを禁止し、針捨てボックスに直接廃棄する
また、手袋など外したときには必ず手指を消毒・除菌するようにしましょう。
ウイルスは、主に4つの経路で感染すると言われています。
・接触感染
・飛沫感染
・空気感染
・血液媒介感染等
感染経路によって、それぞれの予防策がありますので、自分の身を守るためにも職員は必ず下記の予防策を遵守しましょう。
利用者のケア前後には必ず手洗いを徹底し行い、手袋やガウンを着用するようにします。
感染拡大のリスクが高いときには、利用者を個室にうつすか集団隔離することも必要となるでしょう。
利用者のケアの際には必ずマスクを着用し、他の入所者にもマスク着用してもらうようにしましょう。
個室での管理または同病者は集団隔離し、隔離することが難しければベッド間隔を2メートル上あけることやカーテンなどで仕切ることも必要です。
医療機関に入院し治療を必要とするため、病院に移送するまでは原則、個室で管理します。
直接血液に触れる可能性のある処置を行うときには、手袋やガウンを着用するようにしてください。