介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

テレワークとは?福祉事業で活用するメリット・デメリットを簡単に紹介

2024.09.28
分類:リスク

テレワークとは、情報通信技術(ICT)を活用して時間や場所を有効活用できる柔軟な働き方です。

 インターネットとパソコンなどのIT機器を活用することで、時間や場所にとらわれることなく、情報共有したり会議を行ったりなど、気軽にコミュニケーションを取ることもできます。

 福祉事業や現場での業務が多いため、すべての仕事でテレワーク対応はできません。

 しかし利用者と直接接する必要のない業務などは、オンラインツールなどを活用したテレワーク対応も可能となるでしょう。

 そこで、テレワークについて、福祉事業で活用するメリットやデメリットを簡単に紹介していきます。

テレワークとは

 「テレワーク」とは、情報通信技術(ICT)を活用した時間・場所を有効に活用できる柔軟な働き方です。

 離れて仕事をすることであり、「Tele(離れて)」と「Work(仕事)」を組み合わせた造語で、本拠地から離れた場所でも仕事ができることを意味します。

  

福祉事業でのテレワーク活用のメリット

 福祉事業でのテレワーク活用のメリットは、たとえば親の介護が必要となり、仕事場から遠い自宅へ帰らなければならないときでも、自宅で仕事ができることです。

 プライベートか仕事か選ぶ必要が出てきたとき、引っ越ししなくても仕事ができます。

 また、事業者も優秀な職員の退職を防ぐことができます。

 ワークライフバランスの取れた働きやすい職場環境づくりにも役立つなど、現場のイメージや好感度をアップでき、人の雇用や確保にもつながります。

 

 福祉事業でのテレワーク活用のデメリット

 福祉事業でのテレワーク活用のデメリットは、勤務時間とそれ以外の時間の区別がしにくいことです。

 通常の勤務より長時間労働になるケースも多く、仕事に集中できないことも少なくないといえます。

 だらだらと仕事をしてしまう可能性もあるため、プライベートの時間と分ける工夫が必要です。

 また、上司・部下・同僚とのコミュニケーションがとりにくいこともデメリットといえます。

 すべての業務をテレワークで対応できるわけではないため、業務分担などで現場の職員の負担が大きくなる恐れも考えられます。

 そのため勤怠管理やテレワークをしていない職員との公平性を担保すること、業績評価やコミュニケーションの取り方などの難しさをどのように克服するのか、解消方法の検討や見直しも必要になるといえます。