情報セキュリティとは、会社や組織の保有する情報資産が、サイバー攻撃や内部不正などにより漏洩したり盗まれたりすることを防ぐための対策です。
情報資産には、機密情報・技術情報・ブランド情報・業務ノウハウ・保管用機器類などを含みます。
福祉・介護事業では、現場で働く職員だけでなく、施設利用者など多くの個人情報などを扱います。
そのため情報セキュリティ対策は万全の状態に強化しておくことが必要といえますが、その目的や要素、具体例などを簡単に紹介します。
「情報セキュリティ」とは、企業や組織の情報資産を守ることであり、情報だけでなくファイル・メール・パソコン・サーバ・USBなども含みます。
福祉・介護現場でもインターネットやコンピュータを安心して使うことができるように、外部に情報が漏れることや、ウイルス感染でデータが破壊されることへのセキュリティ対策を徹底することが必要です。
介護現場で守るべき個人情報として、職員や利用者の氏名・住所・電話番号・マイナンバー・顔写真などが挙げられます。
また、健康状態・病歴・経済状況などのセンシティブでプライベートな情報も含まれます。
個人情報を漏洩・流出させないためにも、介護サービスを提供するとき以外は、個人情報を外部へ持ち出さないようにしてください。
また、持ち出す際にも、必要な個人情報のみだけを対象としましょう。
さらに特定の担当者のみがログインできる状態にすることで、情報漏洩や流出リスクを抑えることができます。
情報セキュリティの目的は、現場でインターネットやコンピュータを安心して使用し、情報が外部へ漏れることや破壊されることの防止です。
情報セキュリティの要素は、以下の3つです。
・機密性(Confidentiality)
・完全性(Integrity)
・可用性(Availability)
それぞれの英語表記の頭文字を合わせて「CIA」と呼ぶこともあります。
また、「真正性」「信頼性」「責任追跡性」「否認防止」が追加された7つの要素を重視する場合もあるようです。
情報セキュリティ対策の具体例として、以下が挙げられます。
・ID・パスワードなどアカウント管理を徹底して行う
・アクセス制限を設定する
・ソフトウェアを最新状態にアップデートする
・適切なツールを導入する
・テレワーク運用におけるルールを策定する
・従業員に研修を実施する