
介護福祉事業では、多くの高齢者が生活する施設への警備が重要です。
近年、施設や高齢者を狙う犯罪やトラブルなどが急増しているため、より安全管理の重要性が増しているといえるでしょう。
介護現場では、最新の防犯テクノロジーなどを含めて警備を徹底して行うことが必要です。
そこで、介護福祉事業における警備の役割について、種類や仕組みを解説します。
介護施設の現場における警備には、大きく次の2つの役割があります。
①外部への防犯…部外者の無断侵入や盗難を防ぐ(夜間や休日の巡回・防犯カメラの設置など)
②内部の見守り…利用者の安全を確保する
認知症の方が施設の外へ出てしまったとき、事故に遭ったり行方不明になったりすることを防ぐために、入退館管理を行うことも警備の任務です。
介護現場には、警備担当者の配置や巡回以外にも、以下のシステムを導入して警戒しています。
・センサー付マット・離床センサー(利用者がベッドから離れた場合や、部屋の出口を通過したときに通知される)
・顔認証システム(設置したカメラで顔を識別し、許可された人物以外の通行や見守り対象者が外へ出たときに通知される)
24時間365日稼働し続ける介護施設などは、夜間に職員が少なくなるため、機械警備を導入しています。
機械警備は、窓やドアにセンサーを設置しておくと、異常を検知した際に警備会社へ通報が入ります。
それに加え、夜間の定期巡回を警備会社へ委託するケースも増え、施設全体の安全レベルを向上させる取り組みが進んでいます。
介護施設など、高齢者が住む施設は誰でも出入りしやすい雰囲気があります。
防犯対策を徹底するために、受付では面会者を記帳し、ネームプレートの着用をお願いすることが大切です。
また、万一、不審者があらわれたときのために、利用者の避難経路や警察・警備会社への通報方法などのシミュレーションも定期的に実施しましょう。
介護施設で警備や監視を強化しすぎてしまうと、常に監視されている監獄の雰囲気になってしまいます。
あくまでも、高齢者が安心して生活を送れる住まいであることを忘れずに、守られている安心を提供する警備を行いましょう。
防犯カメラなどを上手にインテリアに馴染ませることや、必要なときにのみ作動する仕組みを導入することで、穏やかな毎日の支えになります。