
介護福祉事業の援助は、すべてを利用者の代わりに行うのではなく、あくまでも自立支援を行う考え方です。
利用者本人の残存機能を最大限に活かしつつ、できない部分は補うことで尊厳を保ちつつ、自立した生活を送るための支援を目的としています。
そこで、介護福祉事業の援助について、介護保険で受けられる種類や活用法を解説します。
介護保険では、人の手による援助以外にも、以下の環境面からサポートを受けることができます。
・福祉用具の貸与・販売
・住宅改修
車椅子・歩行器・介護ベッドなどをレンタルまたは販売での提供を受けることで、人の手を借りずにできることを増やせます。
手すり取り付けや段差解消など、安全に自宅で過ごすための改修への費用補助です。
介護負担を減らし、自分でできることへの自信を支えます。
どれほどよい援助があったとしても、利用者に合わないサポートなら意味がありません。
ケアマネジャーが利用者の心身状態や希望を踏まえて、援助の種類や回数を組み合わせたケアプラン(居宅サービス計画)を作ります。
計画に基づいた専門事業者が連携することで、一貫性のある援助を提供し、最適なサポートが受けられる仕組みです。
援助を受ける利用者は、職員にすべてを任せきりにしないことも大切です。
すべてを任せてしまうと、筋力ややる気が低下します。
援助をする職員も、手伝いすぎたり代行したりしすぎず、時間をかければ本人でもできることは任せましょう。
本人だけでは難しい部分だけを的確に援助することを意識することが、自立支援につながり、可能性を広げます。