介護業界で働いたことはなくても、異業種から転職し介護士を目指す方はいます。
そこで、超高齢化社会を迎え人材不足が続く介護業界で、異業種から転職し介護士となった方は、どのような前職だったのか紹介します。
介護業と異なる業種から介護業界への転職を希望するきっかけはいろいろでしょう。
異業種で働いていたため介護の経験がなく、資格なども保有していないものの、高齢の方とのふれあいが好きという方や、将来性などを感じて転職する方も少なくありません。
介護現場での仕事はけっして楽ではありませんが、施設を利用する方から感謝の言葉をいただけることで大きな喜びを感じることもできます。
仕事をして収入を得ることが介護現場で働く大きな理由だとしても、やりがいや喜びを感じながら仕事に励むことが可能です。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で仕事を失った方などが、高齢化が進みニーズが高まる介護業界に魅力を感じて転職するケースも増えており、人材不足が解消されることが期待されています。
介護職として現場で働いていると、異業種で得た経験も活かすことができると感じることもあるようです。
たとえば先に述べたような新型コロナウイルス感染拡大による影響で多くの方が失業した飲食業やアパレル業の方などは、その経験を介護業界でも仕事として生かすことができるでしょう。
飲食業界で明るい接客をしてきた方は、介護現場での利用者に対して明るく対応することができます。
接客業ならコミュニケーション能力を活かすことができますが、これはアパレル業界で働いていた方にも共通していえることです。
アパレル業界で働いていた方の場合、顧客ニーズをいち早くくみとり、適切な提案をすることもできると考えられます。
他にも人に対するサポートを行う仕事として、保育士や看護助手などが挙げれますが、体力やニーズを汲み取る能力を介護現場でも活かすことができます。
営業や事務などの仕事をしていた方であれば、その業務内容が医療・福祉に関連することであれば、その知識や経験を現場で活かすことが可能です。
異業種で働いていた経験が、思いもよらない介護現場での場面で生きることもあるため、それまでの仕事にとらわれることなく介護の仕事にチャレンジしてもらうことが必要といえるでしょう。