今は介護も必要のない状態で都心で元気に一人暮らしをしている方が、近い将来は自然の豊かな郊外で生活することを望んでいたら、早めに移住するべきか悩むことでしょう。
都心だけでなく、郊外にももちろん老人ホームはありますが、その探し方や移住するタイミングなど迷ってしまうものです。
そこで、郊外の介護施設へいずれは入所することを目的として、移住することにメリットはあるのか説明していきます。
これまで住んでいた場所とは異なる場所に移り住むことは、どれほど希望していた場所だとしても理想と現実のギャップを感じるものでしょう。
都心から郊外へ移り住むことは、緑が多い自然豊かで静かな生活環境を手に入れることができる反面、不便さを強いられるといったデメリットもあります。
その点を踏まえて、希望するエリアの老人ホームのパンフレットなど取り寄せて、数日間は実際に体験入居するといったことも始めてみることをおススメします。
歳を重ねると都会の喧騒に煩わしさを感じ、静かで落ち着いた環境や自然に触れられるような場所を希望することもあるでしょう。
ただ、本当に移住しなければ叶わないことなのかあらためて考えてみることが必要です。
移住せずに叶えることができる可能性が高いなら、住み慣れた環境を手放さすべきかよく検討してください。
何を移住先に持っていくのか、何を処分しなければならないのか仕分けし、具体的な移住先を選びましょう。
具体的なエリアが決まっていなければ、たとえば東北や九州など地方レベルを設定し、費用や居室面積など優先したい部分を検討します。
都会に住んでいるときは日常の買い物や娯楽も、徒歩圏内や公共交通機関を使って気軽に移動できる先にあるでしょう。
しかし地方になると、車で移動することが主流であるため、単独で行動できる範囲は限定されてしまいます。
地方に移住したことで家族と距離があくこととなり、面会に訪れてもらいにくくなる場合もあることは留意しておく必要があります。
どうしても都心から地方に移住したいなら、老人ホームの体験入居を利用して実際にどのような生活になるのか体感してみましょう。
気温の移り変わりや周辺の環境なども知ることができ、他の入居者やスタッフの雰囲気や生活リズムなども感じ取ることができます。