在宅で介護することが必要になったとき、介護負担を軽減してくれる「介護ベッド」の利用を検討することもあるでしょう。
しかし介護ベッドを購入したくても高額なため、レンタルを利用したほうが得なのではないかと考える方も少なくありません。
予算が限られている中で、使用するにおいて気兼ねなく使いたいときや、デザインなど自由に選びたいという場合など、購入するべきかレンタルを利用したほうがよいか迷ってしまうものです。
そこで、介護ベッドを利用するときには、レンタルと購入のどちらを選ぶべきなのか解説していきます。介護保険では、介護を必要とする高齢者が介護サービスを利用するときや、介護に必要な福祉用具を揃えるときの費用を補助しています。
ただ、介護保険の利用対象となる福祉用具には決まりがあり、介護ベッドの場合にはレンタルするときには保険適用となります。
介護ベッドをレンタルで利用すると、自己負担する金額はレンタル料金の1~3割まで下げることができます。
また、介護ベッドで介護保険を適用させるためには、要介護認定を受けることが必要です。
要介護認定には、要支援1~2と要介護1~5と、7つの段階に分けられますが、介護ベッドのレンタルは要介護2~5の方でなければ利用できません。
介護保険を適用させるなら介護ベッドはレンタルで利用するほうがよいですが、自分の所有物として気兼ねなく使いたいという方もいることでしょう。
また、好みのデザインやほしい機能などが備わった介護ベッドを希望する場合もあるため、自由にベッド選びをしたいのなら購入したほうがよいといえます。
たとえばリクライニング機能・フットレスト機能・背と膝を連動させ稼働させる機能など、求める機能に合わせて自由に選ぶことができます。
さらにベッドのフレームも、ホワイト・ブラウン・グレーなどのカラーバリエーションがあるため、インテリアや好みの色やデザインを選びたい場合には、レンタルではなく購入することになります。
また、レンタルは他人が使用したものを使いまわすことになるため、他人が触れたものは使用したくないという場合にも購入するほうが安心です。
購入する場合には介護ベッドの機種なども介護保険で指定されたものに限定されないため、自由にベッドを選びたいのならレンタルでなく購入を選びましょう。