登録ヘルパーとは、介護現場で働く時間帯や拘束時間を選べるため、様々な働き方を希望する方にとってメリットがあります。
働くことのできる時間が限られている方や、Wワークで収入を増やしたい方にも魅力ある働き方であり、家事スキルや経験を活かした働き方もできます。
そこで、登録ヘルパーとはどのような働き方なのか、その特徴やメリット・デメリットについて簡単に解説していきます。
登録ヘルパーとは、訪問介護事業所に登録・所属するホームヘルパーのことで、曜日や時間帯を指定して仕事を紹介してもらう働き方です。
介護業界特有といえる雇用形態であり、直接雇用されるわけではないものの、訪問介護事業所の労働者という立場になります。
自宅で介護サービスを受けたい方の家を訪問し、指示されたサービスを提供します。
着替え・食事・入浴・排泄などの介助や、掃除・洗濯・調理・買い物などの生活援助など提供するサービスの種類もいろいろです。
他にも通院の際の送迎の車の運転や、車の乗降・移動の介助など行うケースもありますが、いずれにしてもコミュニケーションスキルが必要になる仕事といえます。
訪問介護事業所の正社員の場合、事業所と直接雇用契約を結んでいるため、フルタイムで働くことが多いといえます。
しかし登録ヘルパーは、希望する曜日や勤務時間などを登録しておき、その範囲で働くことになるため、プライベートなども充実させやすいといえるでしょう。
自宅から利用者宅へ直行し、仕事が終わればそのまま直帰可能という事業所も多いため、自由な働き方ができます。
曜日や時間帯などを決めた上で働く登録ヘルパーなら、ライフスタイルに合わせた働き方が可能になることがメリットです。
家事や育児に忙しく、フルタイムで働くことが厳しい場合でも、登録ヘルパーなら空いた時間を有効活用できます。
また、自宅から利用者宅の直行直帰が可能という場合、出勤する手間や時間がかからないこともメリットです。
登録ヘルパーの場合、自由な働き方が可能である反面、収入は安定しにくいといえます。
登録した曜日や時間帯に仕事があると限らず、利用者の体調が良好でないなどの理由で予定がキャンセルされる場合もあります。
実働に対して報酬が支払われることになるため、仕事が減れば収入も減少することを留意しておく必要があるでしょう。