ショートステイとは、一時的に宿泊を伴う介護サービス利用が可能となるサービスです。
介護する側とされる側、それぞれの事情や心身の状態などに合わせて利用できるため、施設に長期入所するのではなく、数日のみ宿泊という形で介護ケアを受けたいときに利用できます。
ショートステイは、介護保険制度が適用されるサービスとそうでない場合があるため、利用における要件なども確認しておきましょう。
そこで、ショートステイについて、種類や利用におけるメリット・デメリットを解説していきます。
ショートステイとは、在宅介護を受けている高齢者の心身の状況や病状、または介護者側の負担や事情により、一時的に介護施設へ入所する形で介護ケアを受けられるサービスです。
短期間施設へ入所し、日常生活全般の介護ケアを受けることができます。
ショートステイを利用できるのは、65歳以上の要支援または要介護の認定を受けた方です。
ショートステイは、主に次の2つの種類に分けることができます。
・介護保険制度適用のショートステイ
・介護保険制度適用外のショートステイ
それぞれ説明します。
介護保険制度が適用されるショートステイには、
・短期入所生活介護(日常生活の介護全般を支援)
・短期入所療養介護(医療的な管理を必要とする場合の支援)
介護保険でショートステイを利用する場合、要介護認定度に応じた自己負担1割でサービスを利用できます。
どの施設でも要介護認定の度合いにより、1回あたりの利用日数は連続30日までとされています。
介護保険が適用されないショートステイは、たとえば民間が運営する有料老人ホームなどです。
介護保険のケアプランには関係なく、自立から要介護5の方まで幅広く利用できます。
要介護認定を受けていなくても利用できるため、通常のショートステイと同様のサービスが提供されるものの、利用料は自己負担となります。
ショートステイのメリットは、主に以下の3つです。
・介護をしている家族のリフレッシュ時間を確保できる
・介護をしている家族が安心して外出できる
・施設入所を検討している場合において事前体験ができる
反対にショートステイの利用については、以下のデメリットに注意が必要です。
・利用者がストレスを感じることがある
・予約が取りにくい
・連続利用できる日数に制限がある