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株価上昇が期待される介護ロボット関連銘柄とは?将来期待できる銘柄を紹介

2024.11.13
分類:その他

介護現場で働く職員の負担軽減や、業務効率化を目指すことが急務となっています。

 しかし実際には、現場は人手不足で何らかの解決策が必要とされていますが、政府も介護現場の人手不足問題を深刻に受け止め様々な施策を講じているところです。

 解決策の1つが、介護ロボット・ICT機器・事務手続簡素化・行政手続デジタル化などといえます。

 政府が取り組みを推進するとしているため、今後は介護ロボットなど、介護現場のテクノロジー活用は重要になると考えられます。

 それにより、介護ロボット関連の銘柄は株価が上昇も期待されるといえますが、将来期待できる介護ロボット関連銘柄を一部紹介します。

FUJI6134

 FUJI6134)」は、旧富士機械製造のことで、ロボットソリューションとしてFUJIブランドの電子部品実装ロボットなどを製造・販売しています。

 培った技術を活かして介護分野にも進出しており、移乗サポートロボット「Hug」は要介護者をベッドから車椅子、車椅子からトイレなどに移動するときの移乗動作をサポートする最新技術です。

 愛知県武豊町との連携で、町内の独居高齢者を対象に、生活行動の見守りや迷い人の可能性検知の効果測定などを目的とした実証試験も行っています。

  

THK6481

 THK6481)」は、機械要素部品メーカーで、直動案内部品の「LMガイド」やボールスプライン、ボールねじなどを手掛けています。

 直線運動部のころがり化を実用化した「LMガイド」が有名ですが、メカトロニクス機器の高精度化・高速化・省力化なども飛躍的に向上しています。

 介護分野への参入においては、電動昇降車椅子でボールねじやスライドレールなどの製品が使われています。

 また、電動車椅子入浴装置でもボールスプラインなどが使用されていることが特徴です。

  

 CYBERDYNE7779

 CYBERDYNE7779)」は、介護・医療用の装着型ロボットを世界的に展開しています。

 ロボットスーツ「HAL」が有名であり、腰タイプの介護・自立支援用では、介護者が装着すれば介護動作における腰負荷や腰痛リスクを低減させることが可能です。

 さらに要介護状態の方の装着においても、足腰などをサポートする機能も備わっています。

  

ナブテスコ(6268

 「ナブテスコ(6268)」は、産業用ロボット用精密減速機で、世界シェアの6割を占めています。

 「モーションコントロール」と呼ばれる精密に動きを操る技術が強みであり、自動ドア・油圧機器・航空機の飛行姿勢制御システムなどを手掛けていることが特徴です。

 介護分野においても、油圧の電子制御と四節リンク機構の組み合わせによる「四軸油圧電子制御膝継手ALLUX」や、モーションコントロール技術を利用した「歩行車用車輪ユニット」など展開しています。