介護職は、カテゴリーとしてはサービス業に含まれます。
医療・福祉の、社会保険・社会福祉・介護事業のカテゴリーに分類される業種といえますが、職業の分類は総務省の日本標準職業分類や厚生労働省の職業分類を基準としています。
日本標準職業分類と職業分類のいずれの場合でも、介護職は大分類のカテゴリーでサービス職に分けられていることが特徴です。
産業は医療・福祉に分類されていながら、これらに関わるサービス業という位置づけといえますが、介護職のカテゴリーや種類を簡単に紹介していきます。
介護事業のカテゴリーは、大きく以下の2つに分類できます。
・通所型事業
・住居型事業
それぞれ説明します。
通所型事業とは、利用者が介護施設へ通ってケアやサービスを受ける事業であり、利用者宅から施設までの送迎なども担当します。
種類としては、以下の3つに分かれています。
・デイケア
・デイサービス
・ショートステイ
それぞれ簡単に説明します。
デイケアは、主に介護老人保健施設や診療所などに併設された施設であり、リハビリや医療的ケア、介護を受けるサービスです。
デイサービスとは、老人ホームや通所施設などに通い、短時間で介護などを受けるサービスです。
ショートステイとは、宿泊可能とする短期間施設に入所し、介護や生活支援を受けるサービスです。
住居型事業とは、利用者が老人ホームに住み、ケアやサービスを受ける事業です。
種類としては、以下の3つに分けることができます。
特別養護老人ホーム(特養)
介護老人保健施設(老健)
有料老人ホーム
それぞれ簡単に説明します。
自治体や社会福祉法人運営の、介護を必要とする要介護3以上が入居できる施設です。
介護老人保健施設とは、介護を必要とする高齢者が在宅復帰を目指してリハビリや看護などを受けるサービスです。
有料老人ホームとは、民間企業が運営する施設であり、高齢者に配慮された住まいで介護などを受けるサービスです。
介護付や住宅型、健康型などの種類があるため、ニーズや状態によって選ぶことができます。
他にもサービス付き高齢者向け住宅などがあり、生活相談や見守りのサービスなどが提供されています。