福祉事業において常駐する看護師の役割は、利用者や患者の健康管理や医療行為の補助などです。
施設の種類により、看護師の役割や働き方は異なるものの、利用者が不自由なく生活を送ることができる支援を行います。
そこで、看護師の福祉事業における役割について、現場での業務内容を簡単に紹介します。
福祉業界における看護師の役割は、利用者の健康管理・生活サポート・医療行為補助などです。
そのため福祉業界での看護師の役割は以下の8つといえます。
・利用者や患者の健康管理
・他のリハビリ専門職や介護職員との連携・橋渡し
・利用者や患者の生活支援
・医療行為の補助
・予防接種の実施
・健康診断
・疾患や障がいを抱える方への生活指導
・医療機関を受診する際の付き添い
ただし施設の種類などで働き方や役割は異なる場合もあります。
毎日の生活から健康状態を把握し、変化があれば適切な対応をスムーズに行うことができるようにしましょう。
たとえば介護老人保健施設の場合、医師の常駐が義務付けられている施設のため、看護師も24時間体制のシフト制などにより常駐が必要となります。
しかしデイサービスなどの場合、要介護2以下の利用者が多いため、医療処置を行う場面は少なめであり、看護師が24時間体制で常駐することはないといえるでしょう。
福祉業界における看護師の業務内容は、利用者の健康管理と生活サポートであり、以下のことを行います。
・健康・バイタルの確認
・服薬管理
・予防接種の補助
・医療機関受診の付き添い
・訪問診療時の診察介助
・感染症対策
・転倒・転落防止などの安全対策
・介護職員との連携と役割の分担
・利用者やその家族とのコミュニケーション
介護スタッフと協力して、利用者の身体介護をすることや、医師の指示のもとでの健康管理や医療行為を行います。
利用者の生活を多方面から支援する役割を担うのが看護師であり、病院看護師とは役割や業務内容、働き方が異なります。
利用者がその人らしい暮らしができるように、本人の希望や生きがいなどに配慮したケアを行うことが必要です。
福祉分野の看護師は主に老人ホームやデイサービスなどで活躍していることが多く、それぞれ役割や働き方は異なるものの、利用者の健康状態の把握や適切な対応を迅速に行うことは共通しているといえます。