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コンビニエンスストアの行う福祉への取り組みとは?ローソンの事例を紹介

2025.04.21
分類:その他

コンビニエンスストアでも、高齢化社会に対応した取り組みが進んでいます。

 たとえば大手コンビニチェーンのローソンが展開するヘルスケアローソンは、健康志向や高齢化社会に対応したコンビニエンスストアです。

 OTC医薬品の販売が強化されており、生活全般の買い物の支援も行っています。

 また、介護相談窓口を併設したローソン型の店舗のケアローソンなどもあり、地域のコミュニティスペースとしての機能や役割で地域生活を支えているといえます。

 そこで、コンビニエンスストアの行う福祉への取り組みについて、ローソンの事例を紹介します。

ヘルスケアローソンとは

 ヘルスケアローソンとは、人々の身近な存在となっているコンビニエンスストアです。

 従来までの「食」を通じて役に立ちたいと努めてきたローソンは、もとのフォーマットを進化させて、高齢化社会や健康志向に対応するOTC医薬品の販売を強化した生活サポート型のコンビニエンスストアモデルを誕生させました。

 超高齢社会を背景に誕生した介護ケアの拠点併設型店舗がケアローソンであり、買い物ついでに介護相談を気軽にできることも特徴です。

 地域のいろいろな世代の交流の場として、マチのほっとステーションとしての役割を担いつつ、サポートをしています。

  

ホスピタルローソンとは

 ホスピタルローソンとは、病院内のコンビニです。

 一般的なコンビニと違って、医療に関連する商品が多く販売されていることが特徴といえます。

 実はローソン本社には、医療衛生用品専門担当者が在籍しているため、病院の要望に対応可能な体制が整備されています。

 そこで、ホスピタルローソンについて、いかの2つを説明します。

 ・豊富な医療衛生用品

・病院専門チームによる支援

 

豊富な医療衛生用品

病院内で購入されやすい入院生活に必要な歯ブラシや下着などの生活用品や、介護用品・リハビリ商品など、3000点ほどの医療衛生用品の取り扱いがあることが魅力です。

入院中の患者が購入しやすいワゴンの移動販売も実施しています。

タンパク質やカロリー調整を行う食品やカタログも準備し、退院後や通院中の患者のサポートも可能です。

 

病院専門チームによる支援

ホスピタルローソンは、病院専門チームのホスピタルローソン推進部が支えています。

病院の特色にあわせた専門チームが企画から携わり、開店・運営までサポートするため、患者やその家族が必要な商品が販売できているといえます。