介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

異業種の中でもゼネコンが運営する介護施設の魅力とは?

2020.05.24
分類:その他

介護保険制度が施行されて以降は、外食産業や警備会社、建設業、保険業、家電メーカーなどなど…様々な異業種が介護分野へと新規で参入する動きが活発化されています。

そもそも介護を受けるということは、医療を受けるのとは違い暮らしをサポートしてもらうことになります。

そのため、外食や警備、建設、保険、家電など、介護とは特に接点がないように感じる業種だとしても、実は生活にかかわるという点では共通しているため、それらの業種が介護事業を開始したときの強みになることも少なくないのです。

特に建設業界のゼネコンと呼ばれる企業が、介護施設などを建設するだけでなく介護サービスを提供する事業にかかわることは少なくありません。

介護プラスαにサービスが提供できる、個性的な介護施設づくりを行っているようですが、現在の大手民間企業の参入状況などを一部ご紹介します。

建設業界から介護施設への新規参入を行うゼネコンたち

建設業界の中でもゼネコンと呼ばれる大手企業のうち、介護業界へ新たに進出しているのはたとえばミサワホーム、パナホーム、住友林業、積水ハウスなどです。

もともと家をバリアフリー化させたり介護施設を建設したり、建設業が介護サービスに関係することは少なくないといえます。

 

ゼネコンが手掛ける介護施設の特徴

その建設企業などが介護業界に参入し、たとえば介護施設を経営するなら、住みやすさが重視された住まいを提供してもらえるでしょう。

これまで住み慣れた場所を離れたくないと考える高齢の方も多いため、地域性を重視できるようにその地域に老人ホームなどを建てて、住む家は変わるけれど住むエリアは変えなくてもよいことを可能にしています。

快適で質の高い生活を送ることが可能に

大和ハウスの場合、1989年に介護・高齢者市場を研究するシルバーエイジ研究所を設置し、すでに老人ホームなども経営しています。

大和ハウスが運営している有料老人ホームなどは、建物や食事のグレードも高さだけでなく、雇用されている介護スタッフも基準以上など、質の高い生活でゆとりと快適な暮らしが約束されるというものです。

それに加え、大和ハウス工業提案の介護用ロボットや機器を活用しながら、入居者が常時快適な状態で過ごすことができるようにしながらも、介護スタッフがかかえる負担も軽減するという職場環境整備も行っています。

それ相当の入居費はかかりますが、生きていく上で住環境の質は大切な要素であるため、暮らしやすさや快適さを重視する高齢の方にとっては安心できる場所となっているようです。