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介護施設にパソコンなどコンピューター機器を持ち込むことは容認するべき?

2020.06.09
分類:その他

介護施設に入所することを検討している方の中には、パソコンを使って動画を鑑賞したりネットサーフィンをしたりなど、インターネットを活用することが楽しみという方もいます。

少し前までは高齢の方がコンピューターに触れることは少なく、むしろ苦手というケースが多かったですが、今ではその状況も少し異なるようです。

ただし、どの介護施設でもパソコンの持ち込みが可能というわけではないため、入所を希望する方が事前にパソコンやタブレットなどのコンピューター機器の持ち込みが可能か問い合わせてもらうことが必要となるでしょう。

依然よりはコンピューター機器への対応も寛容化?

介護施設への持ち込み物の規定は、それぞれ施設によって対応は異なっています。

入所を希望する介護施設に直接問い合わせてもらうことがスムーズですが、介護施設側もこのようなコンピューター機器普及により、インターネットに対するニーズが高まっていることを理解することが必要です。

特にスマートフォンなどは、家族との連絡手段として携帯している方も多いので、介護施設に持ち込む場合や使用についても以前よりは寛容になっている傾向がみられます。

 

介護施設によって対応はそれぞれ

インターネットを可能とするコンピューター機器の介護施設への持ち込みや利用については、事業所の種類によっても対応が異なります。

民間事業所が運営する有料老人ホームやサービス付き高齢者住宅などの場合、施設の規則は公的施設よりも自由に設定されているところもあるため、全室個室対応の場合などは別途電気代を負担することでコンピューター機器などは持ち込んでもよいとしていることが多いようです。

それに対し特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの場合、公的施設であり要介護度の高い方が入所されていることが多いことから、持ち込みなどは必要最低限としていることが多いようです。

いずれにしても介護施設側に事前に問い合わせてもらうことが必要となりますし、万一盗難や紛失、破損といったトラブルが起きたとしても、その責任は施設側が負わないことになると認識しておくことも必要といえます。

 

普段からインターネットに触れることができる施設は人気?

自室にインターネットに接続できる環境が整備されている個室対応の介護施設なら、入所した後も趣味でインターネットを楽しむことができるはずです。

たとえ自室では利用できる環境になくても、共用スペースにパソコンコーナーを設けている施設やレクリエーションにパソコンを使用するケースなど、パソコンやインターネットに触れる機会を設けている介護施設もあります。

もしまだ対応していない介護施設などは、事業所の形態やどのような利用者が多いかによっても異なりますが、高齢者の間でもインターネットに触れたいと考える方が増えていると認識しておくとよいでしょう。