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介護施設でエリートとして働きたい方が保有しておくとよい資格とは?

2020.10.09
分類:その他

介護施設でエリートとして働きたいと考えたとき、他のスタッフが取得していない資格を保有しておこうと考えるものでしょう。

介護業界で働くときの資格として有名なのは介護福祉士ですが、他にも福祉業界で活躍できる難易度の高い資格はありますのでご紹介します。

福祉住環境コーディネーター

介護施設で働く上で取得しておく資格というよりも、高齢者や障がいを持つ方が生活しやすい住環境を提案し、医療や福祉など関連用具のアドバイスや情報提供などを行うのが福祉住環境コーディネーターの役割です。

住環境をバリアフリー化するときや、福祉・介護用品の商品開発・販売など、コンサルティング業務にも関係します。

福祉住環境コーディネーターは1級から3級まであり、2級と3級はやや難易度は低めですが、1級は難関といえる資格です。1級の合格率は10%以下と一気に難易度が上がり、まずは2級に合格しなければ受験できませんが、2級と3級は受験資格がないため誰でも受験可能となっています。

商工会議所が主催している公的資格なので、取得しておきたいと考える方も少なくないようです。

資格を保有しておくとできる業務とは

日本は超高齢化といわれるほど、高齢者が増え体の不自由な方も今後多くなっていくことが予想されます。

住み慣れたエリアや家で、安心して生活できる環境を提案できる資格であり、介護施設や医療機関などで通常の福祉関係業務と合わせ資格者として仕事をする方もいます。

介護施設で働くホームヘルパーや介護支援相談員、建設会社やリフォーム会社などの建築関係や建築士、福祉用具貸与や福祉用具専門相談員などが受験することの多い資格です。

2級を取得すれば、介護保険を利用し住宅改修を行ったときに必要となる「住宅改修が必要な理由書」の作成が可能となります。

 

難関である1級を取得しておくとよい理由

高齢者などが住みやすい住環境の提案を行うための資格なので、医療や福祉関係で働く方が目指すことも少なくありません。

1級は2002年から新しく設けられましたが、家を新築するときや改修するときの具体的なプランニングが可能となります。

例年、試験に合格しているのは13級までで2万人以上いますので、1級は難易度が高めではありますが取得できないわけではありません。

介護業界でエリートとして働きたいのなら、難関といえる資格を取得しておくことで他のスタッフにはできない業務もまかせてもらうことが可能です。

福祉機器メーカーなども、機器開発段階で資格保有者に協力を要請したいと考えることもあるようなので、保有しておけば役立つといえるでしょう。