介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護施設の中でも住宅型や介護型と分かれている有料老人ホームの特徴とは?

2020.10.13
分類:その他

介護施設にもいろいろな種類がありますが、その中でも有料老人ホームとは高齢者の心身の健康を保ちながら、生活を安定してもらうために食事・家事・健康管理・介護などいずれかのサービスを提供している住まいを指しています。

入居者に住宅として場所を提供し、状況やニーズに応じた種類の施設を選んでもらい、その施設に住む方にサービスを行うことになります。

そこで、有料老人ホームにはどのような種類があるのか、目的や介護サービスの提供方法、入居対象者などをご説明します。

介護付有料老人ホーム

介護付有料老人ホームは、食事・洗濯・清掃といった生活支援の他、入浴や排せつなどの身体介護に機能訓練、レクリエーションやサークル活動など各種サービスが提供されます。

介護保険制度による「特定施設入居者生活介護」の指定を受け県から受けている施設でなければ、「介護付」と表示することはできません。

介護施設のスタッフが介護を行う「一般型」と、外部事業所が行う「外部サービス利用型」があります。

 

住宅型有料老人ホーム

住宅型有料老人ホームでは食事・洗濯・清掃などの生活支援サービスを受けることができます。

介護施設のスタッフが介護サービスを提供することはないので、入居した後で要介護認定を受け介護を必要とする場合には、訪問介護など外部事業所と契約しなければなりません。

ただし住宅型の有料老人ホームでは、訪問介護事業所、デイサービス、居宅介護支援事業所などを併設していることも多いようです。

住宅型の場合、使える点数を介護保険の限度額まで利用をすることがないことから、介護付き有料老人ホームではできない福祉用具のレンタルも可能であることがメリットともいえます。

 

健康型有料老人ホーム

健康型有料老人ホームでは家事サポートや食事などのサービスを提供してもらえます。

自分で身の回りのことを行うことができ、自立した状態の高齢者を対象としています。

スポーツジムや温泉などが施設内に設備として備わっていることが多いので、ちょっとした家事手伝いのサービスを頼みながら生活したい方にはよいでしょう。

ただし介護が必要となったときには契約を解除し退去することになるので、その点は理解が必要です。要介護となったときには別の施設に移動できるように、対象とする施設が隣接されていることもありますが、そもそも健康型有料老人ホームの数自体が少ないといえます。