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介護施設でトレーニングマシンを受注生産してもらうなら

2020.11.25
分類:その他

介護施設の中でもデイサービスなどで、利用者が利用できる受注生産の油圧トレーニングマシンなどが注目されています。

油圧タイプのもので、介護施設や病院で高齢者が介護予報やリハビリに使うことはもちろん、サーキットトレーニングにも利用できる本格的なものになっているようです。

そこで、どのようなトレーニング機器があるのかその内容を確認しておきましょう。

なぜ受注生産のトレーニングマシンは人気?

受注生産のトレーニングマシンが全国の施設で数多く利用されているのは、軽量化されたマシンはキャスターで楽に移動できること、さらに高齢者が利用することに配慮された操作方法などが理由といえます。

中でも油圧トレーニングマシンは、油圧シリンダーが生み出す抵抗で負荷を与える仕組みになっていることが特徴です。

ウエイトスタックマシンのように運動の方向により重力の影響を受けることがなく、運動の加速での慣性も働きません。運動の往復で負荷が発生する仕組みとなっているので、主動筋と拮抗筋を刺激することが特徴です。

 

マシンを使うパワーリハビリテーションとは

これらのマシンによるトレーニングはパワーリハビリテーションというもので、マシンを使うことで負荷を軽くし、使っていない筋を動かすことを可能とします。

スムーズに歩行が可能になるなど、動作性や体力が改善することに効果が期待でき、それまで引きこもりがちだった方が外出するようになるなど心理的な活動性を改善させることも可能となるでしょう。

介護予防や自立支援を目指すためトレーニングで、動作の改善や日常生活の活動力を高めることを目的としているパワーリハビリテーションですが、設置するマシンを受注生産してもらう場合、どのような種類のものがあるか把握しておきましょう。

レッグプレス

椅子に座りスクワットの様な運動を行います。運動を開始したときに足を置く位置によって、大腿四頭筋・大殿筋・ハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)など働く筋を選ぶことが可能です。

ローイング

座面に座ってボートを漕ぐような運動を行う有酸素運動機器で、スライド式の座面に膝を曲げ伸ばししながらバーを握り引き寄せる運動をします。舟を漕ぐ動作を行う運動なので、上半身、・背中側の筋の運動が対象ですが、上腕二頭筋・上腕筋・烏口腕筋などの運動もできます。

レッグエクステンション

脚を伸ばす運動により大腿四頭筋を鍛えることを目的とします。脚を閉じる運動で太ももの内側、脚を開く運動なら太ももの外側の筋肉を鍛えることができます。

アブダクション

股関節の外転運動で、足の角度で働く筋の比率は変わります。大腿筋膜張筋・中殿筋・小殿筋が対象で、側方へのバランスや安定性に関係する筋群が主です。