介護施設を運営しているのは中小の事業者が半数を占めていますが、実は大手企業なども介護付有料老人ホームは住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅にグループホームなど複数運営しているケースもあります。
そこで、介護事業を多く行っている大手企業のうち、特に数が多い企業をご紹介します。
損害保険ジャパン株式会社をはじめとする、保険会社をメインにした企業を傘下に持っているSOMPOホールディングスの子会社で、超高齢社会に向けた時代のニーズに対応する企業として、在宅から施設まで介護サービスを提供しています。
利用者一人ひとりの状態に合わせたケアを実現し、自立支援をサポートしていることが特徴です。
食事や健康管理、掃除・洗濯・入浴・排泄など日常生活の介護サービスを24時間体制で提供する介護付きホーム、バリアフリー構造のシニア向け賃貸住宅であるサービス付き高齢者向け住宅、他にも訪問介護やデイサービス、在宅老人ホームなど多様な介護サービスを提供しています。
利用者が生活しやすく、家族が訪問しやすい場所にこだわり、運営する施設の約7割は駅やバス停から徒歩10分圏内という徹底ぶりです。
周辺の地域の住民の方とつながる活動などもしやすい環境なので、季節を感じられる夏祭りやクリスマス会、誕生日会など様々なレクリエーションに、花見やぶどう狩りといった外出レクリエーションなども積極的に行っています。
また、音楽療法やシニア体操、ボランティア活動の積極的な受け入れなども行いながら、交流の場を設けることも大切にしているようです。
看護職員(看護師・准看護師)も常勤しているので、心身の状態や医療面で不安がある方でも安心できることでしょう。
グループ会社である株式会社ベストメディカルライフが管理する医療機関やクリニックとも連携しているのも、安心できる部分です。
大手企業が運営する介護事業所は、企業やグループの規模の大きさなどをうまく活用したサービスを提供しています。
シェアの広さや特徴をうまく生かし、子会社やグループ内企業などとも連携しながら、サービスの質向上を実現させているといえるでしょう。
ただ、中小企業の運営する介護事業所でも、サービスの質を向上させる取り組みはいろいろできます。規模が小さくても、地域に密着した馴染みの深さを特徴とする事業所もありますし、親しみやすさという部分では大手企業に負けません。
それぞれメリットや活かせる特徴を強みにして、利用者に満足してもらえるサービスを提供していくとよいでしょう。