介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護保険制度を使って利用できる介護施設やサービスの種類とは?

2021.01.18
分類:その他

介護保険制度を利用して受けることのできる介護サービスは、65歳以上で要介護認定を受けた方、そして4064歳まで特定疾病(加齢を伴う疾患など)により要介護認定を受けた方が利用できます。

介護施設の利用も介護サービスの1つですが、大きく分類すると居宅サービス・施設サービス・地域密着型サービスに分けることができます。

そこで、介護サービスの種類とどのような内容があるのかご説明しますので把握しておきましょう。

居宅サービス

自宅でこれまでどおり生活をつづけながら介護を受けることができる居宅サービス。

生活する自宅に訪問してもらう訪問介護や訪問リハビリなどの訪問サービス、自宅から施設などに通い介護サービスを受けるデイサービスなどの通所サービス、一時的に施設などに宿泊し介護を受ける短期入所サービス(ショートステイ)などが種類として挙げられます。

 

施設サービス

介護施設に入所し、24時間の介護を受けることができることが特徴なのが施設サービスです。施設サービスには主に次の3つの種類があります。

特別養護老人ホーム

常に介護を必要とする方を対象としており、要介護3以上の方が入所対象となる介護施設です。

食事や入浴などの日常生活支援の他、機能訓練、療養上のケアなどを受けることを目的として利用します。

介護老人保健施設

医療や介護、リハビリなどを受け、在宅復帰を目指す方を対象としているため、原則として入所できるのは3か月間であることが特徴の介護施設です。

介護療養型医療施設

長期に渡り療養を必要とする方を対象とした施設で、療養病床と呼ばれています。胃ろうやたん吸引など、医療ケアを必要とする方には安心できる体制が整っていることが特徴です。

 

地域密着型サービス

住み慣れた地域で介護サービスを受けるための枠組みであり、施設や事業所のある市町村に住む方が利用できます。

 

介護サービスを利用するときの流れ

介護サービスを利用する場合には、まず市町村の窓口で要介護認定の申請を行うことが必要です。

認定調査員が自宅などを訪問して聞き取り調査を行い、今どのような状態にあるのか主治医などからも意見書をもらうことが必要となります。

調査や意見書などをもとにして、介護認定調査会で要介護認定を行うか判定されます。

要介護認定を受けたら、次にケアマネジャーに必要とする介護サービスのケアプランを作成してもらうこととなります。その後、サービスを利用する依頼先を決めるという流れです。