介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

通所介護事業者が提供する「デイサービス」とは?その特徴や主な内容

2021.04.09
分類:その他

デイサービスとは、介護保険サービスの1つである通所介護の通称名であり、自宅で生活する介護を必要とする方が日帰りで施設に通い利用できるサービスのことです。

食事や入浴だけでなく、体操などレクリエーションなどもサービスとして提供されますが、あくまでも通所で介護を受けることになります。

デイサービスの目的

デイサービスは、介護を必要とする方が自宅で可能な限り生活を送るために、クオリティライフ向上を目指すため施設に通い介護サービスを受けるためにあります。

介護スタッフ・看護師・生活相談員・機能訓練指導員など、介護施設に配置されたスタッフからサービスが提供されます。

自宅から施設までは車で送迎されるため、施設まで公共機関を使い通うことができない方でも安心ですし、自らで移動できるのなら直接通うことも可能です。

 

デイサービスではどんなサービス利用が可能?

デイサービスでは主に次のサービスが提供されています。

機能訓練

歩行訓練・関節可動域訓練・誤嚥予防のための体操など、日常生活動作を維持・改善させることを目的とした運動や筋トレなどを行います。

機能訓練は集団で実施することが多いですが、施設によっては個別で対応する場合もあります。

リハビリは医師の指導に基づき資格保有者が対応しますが、デイサービスの機能訓練は医師の指導や資格保有者が必ずしもいるとは限らず、介護スタッフが行うこともあるといいます。

食事

デイサービスの中でも朝から夕方まで滞在という形の場合は、昼食やおやつが提供されます。お弁当を購入できる施設などもあるなど、様々です。

入浴

自力で入浴が困難という場合には、介護スタッフが入浴サポートを行います。

施設にある大浴場で利用者が順番に入浴することが多く、浴室までのアシストや体の洗浄などを行うことが一般的です。また、介護レベルが高い方は、機械浴など介護専用入浴マシンを使った入浴も行われます。

レクリエーション

介護施設で利用者同士が交流するため、身体や頭を使うために行うのがレクリエーションです。

ゲームや脳トレ、カラオケ、演劇鑑賞など内容は様々ですが、楽しむだけでなく機能訓練を兼ねたものが多いといえます。

利用者の滞在時間が比較的短い施設では運動や機能訓練のみというケース、長い施設では食事・入浴・レクリエーションなど提供されるサービスも多いという傾向が見られます。