介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護事業者のうち訪問介護が提供するサービスの内容とは?

2021.04.13
分類:その他

日本は高齢者人口増加により介護を必要とする高齢者も多くなり、介護サービスを提供する介護事業者も増えています。

中でも人気が高いのは訪問介護で、自宅でこれまでどおり生活を送りながら、必要な介護を家で受けることができます。

そこで、利用者が自宅で暮らしながら介護を受けることができる訪問介護のサービス内容についてご説明します。

訪問介護事業者が提供するサービス

訪問介護事業者を利用する方の多くが、実際に自宅でどのようなサービスが提供されるのだろうと疑問を抱えています。

訪問介護を利用すると、サービスの利用契約を交わした事業所から、介護福祉士・介護員養成研修修了者・介護職員初任者研修修了者などの資格のいずれかを取得したホームヘルパー(訪問介護員)が自宅を訪問します。

利用できるサービスには身体介護と生活援助の2種類ですが、このうち身体介護サービスは利用者の身体に直接触れ介護することです。

現在は研修過程を修了するなどの条件をホームヘルパーが満たせば、たんの吸引などもサービスとして提供することが可能となっています。

一方の生活援助サービスは、日常生活に必要になる家事を行うことが難しい利用者に対し提供されます。

 

訪問介護を利用可能となる頻度

1日のうち、2回以上の訪問介護を利用するのであれば、サービスを利用する間隔を2時間以上あけることが必要とされています。

介護業界には2時間ルールというものがあり、2つの訪問介護の間隔が2時間以上あいていなければ、1つのサービスとみなされるからです。

 

訪問介護では利用できないサービス

訪問介護は利用者本人だけを対象としているため、日常的に必要とされないことや、医師や看護師などでなければ対応できない医療行為などはサービスとして提供されません。

訪問介護で利用できないサービスは、介護保険外サービスで利用可能となるものもあります。

 

訪問介護の対象となる人

訪問介護でサービスを利用できるのは要介護15の認定を受けた方です。

要支援の認定を受けている方でも、「介護予防・日常生活支援事業」の訪問型サービスで利用できます。ただし要介護状態にならない予防が目的のため生活援助がメインです。

1日に複数回の利用する場合でも2時間以上間隔をあければよいですが、要支援の方は週何回までといった利用制限が設けられていることもあるので事前に確認しておきましょう。