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24時間対応する介護事業者「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」とは?

2021.07.08
分類:その他

いろいろな事情から、デイサービスなど通所介護施設まで通うことが困難な状況の方もいますが、それでも介護サービスは利用したいとき「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」であれば介護を受けることができます。

医療と介護が連携し、24時間利用者を支える仕組みとなっています。

そこで、「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」とは具体的にどのようなサービスなのか、一般的な訪問介護との違いについて説明します。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護で提供するサービス内容

定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、要介護認定を受けている方の自宅を、訪問介護員や看護師が日中・夜間を問わずして訪問するサービスです。

要介護者の自宅を1日数回、介護ヘルパーが訪問して、食事・清拭・排せつなどの要介助を約1020分の短時間で行います。

利用する方の生活リズムや、緊急の際などに合わせて24時間365日サービスの利用が可能となっています。

ただ、「定期巡回型」と「随時対応型」ではサービスの内容に次のような違いがあります。

定期巡回サービス

訪問介護計画をもとにして、入浴・食事などの介助を短時間で行うことが特徴です。

要介護者の自宅で定期的に安否確認することや、おむつ交換などの介助などもサービスに含まれます。

随時対応・訪問サービス

定期的に行う食事やおむつ交換、服薬などの介助とは異なって、介護を必要とするタイミングのみ介護員や看護師が訪問するサービスです。

自宅に設置した「ケアコール」を使い、介護が必要なときだけオペレーターと連絡を取り、利用者の状況を確認後、介護員や看護師が自宅を訪問してサービスを提供します。

オペレーターを担当するのは、介護福祉士や社会福祉士、ケアマネジャーなどの有資格者なので安心です。

 

訪問介護との違い

定期巡回・随時対応型訪問介護看護で提供されるサービスは、「定期巡回」「随時対応」「随時訪問」「看護」です。

定期巡回・随時対応・随時訪問の3つは必要に応じて行われますが、看護だけは医師の指示に基づきどの利用者にも提供されます。

訪問介護と定期巡回・随時対応型訪問介護看護、どちらも介護保険の対象ではあるものの、訪問介護は事前にサービスの内容と時間が決まります。

しかしケアマネジャーの作成する計画に基づいて、利用者の生活時間に合わせサービスが提供されます。また、緊急のときにはケアコールを使っていつでもヘルパーを呼ぶことができるのもメリットです。