介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

高齢者が入所や利用できる介護施設はいろいろ!その種類と内容とは

2019.11.25
分類:その他
介護施設にも色々な種類がありますが、主に対象となるのは高齢者です。そこで、高齢者が入所できる介護施設のそれぞれの特徴や内容をあらためて確認しておきましょう。

老人福祉施設・事業所とは

老人福祉法に規定された施設を老人福祉施設といいますが、老人デイサービスセンター、老人短期入所施設、養護老人ホーム、特別養護老人ホーム、軽費老人ホーム、老人福祉センター、老人介護支援センターなどが挙げられます。

特別養護老人ホーム

心身に著しい障がいなどがあり、常時介護が必要で在宅での生活が難しいという65歳以上の高齢者を対象とした施設です。入浴や排せつ、食事といった日常生活においての介助、機能訓練、健康管理、療養上の介助などを行うことを目的としています。

養護老人ホーム

環境上や経済的理由などにより、家庭で生活を送ることが難しい65歳以上の高齢者が入所できる施設で、養護することが主な目的です。

軽費老人ホーム

住宅の事情や家庭の環境などで居宅での生活が難しいとされる高齢者が、低額料金で入所し食事提供など日常生活を送る上で必要な便宜を受けること可能となる施設です。

ケアハウス

軽費老人ホームの1つであり、60歳以上の方で身体機能が低下してること、高齢で独立して生活することに不安があると認められる方で、家族の援助を受けることが難しい場合利用できます。各種相談や食事や入浴サービスの提供、緊急時の対応機能などが備わっていることが特徴です。

老人デイサービスセンター

日常生活を営むことに支障がある高齢者が、入浴や食事の提供、機能訓練といったサービスの利用や、生活に関する相談や助言、健康診査といったサービスを日帰りで利用できる施設です。

老人短期入所施設

在宅介護を行っている家族などが一時的に介護をできない場合など、短期間入所して日常生活上の支援を受けることが可能となる施設です。

老人福祉センター

無料や低額な費用で地域の高齢者に対し相談に応じ、健康増進や教養向上、レクリエーションなどを行うことを目的とした施設です。

老人介護支援センター

老人福祉に関しての専門的な情報の提供や、相談・指導などの援助を総合的に行う施設です。

 

介護施設の種類は様々

他にも老人ホームと一般的に呼ばれている施設として挙げられるものに、病気や障がいの症状が安定していて家庭復帰を図ることを目的とした老人保健施設や、認知症の高齢者がユニット単位で自立した生活を送ることを目的とするグループホーム、介護が必要になれば介護スタッフがサービスを提供するという有料老人ホームなどがあります。

介護サービスを利用したい本人の心身の状態や、家庭の環境や事情によって利用する施設は異なるでしょうが、できることまで介護サービスに任せるのではなく、できることは自分で行うことが必要となるでしょう。