介護福祉事業情報ラボNursing care work Information Lab

介護を必要とする方に夜間や緊急的な要請にも応じてくれるサービスとは?

2019.12.06
分類:その他

夜間など、緊急で必要なときに介護を提供してくれるサービスをご存知でしょうか。自宅で生活しながら介護サービスを利用している方の中には、日中だけでなく夜間も介護サービスを利用したいと考える方もいるかもしれません。

そのような方のニーズに応えてくれるサービスが「夜間対応型訪問介護」です。

夜間対応型訪問介護のサービスの内容

夜間対応型訪問介護では、訪問介護員(ホームヘルパー)が18時から翌朝8時までという夜間帯に自宅を訪問し、食事や排泄介助、服薬確認といった身体介護を行ってくれます。

また、万一に備えて24時間年中無休で緊急通報システムにより、自宅に駆けつけてもらえるので介護を必要とする場合でも、自宅で安心して生活を送ることが可能です。

 

どのような方が利用するとよいサービス?

夜間に一人でトイレに行くことが難しい方やおむつ交換が必要な方、服薬確認など、定期的にケアを必要とする場合は、自分では寝返りをうつことができないので体位変換を必要とする方、一人暮らしや老老介護で夜間に緊急を要する事態が発生したときに不安という方などにも安心できるのが夜間対応型訪問介護の特徴です。

また、万一の際に連絡や相談することが可能な方がいないという場合や、夜間の安否確認が必要な方、夕食から翌日の朝食の準備から介助までを必要とする方にも安心できるでしょう。

 

何かあれば緊急通報装置の利用が可能

夜間対応型訪問介護を利用する場合、自宅に緊急通報装置が設置させますので、何かあったときにすぐ相談できる体制が整備されます。

また、転倒や急変などの緊急性の高い事態にも、ボタンひとつですぐに事業所と連絡が繋がるようになっていますので、すぐに駆けつけてもらえます。

たとえばトイレまでは自力で行けたけれど部屋に戻ることができなくなったり、体調が急に悪くなったり、汗をたくさんかいて目が覚めたので身体を拭いて着替えさせてほしいなど、色々な状況が考えられますが、いずれにも対応してもらえます。

 

事前にキーボックスが設置されるので鍵を掛けていても安心

夜は家には鍵をかけるという場合にも、事前に暗証番号で管理できるキーボックスを用意してその中に鍵を保管することになるので、部屋に入れないという事態は起きません。

昼間は他の事業所の訪問介護を利用しているという場合でも、夜間対応型訪問介護は利用可能です。

また、同居の家族や離れて暮らす家族からの緊急通報にも対応してもらえますので、離れた場所で一人暮らしをする親が心配という場合でも安心して利用できます。