福祉業界の現場で働く方に必要な目標の設定方法とは

これから福祉業界で働こうと考えている方は、介護現場に足を踏み入れ活躍できる人材としてどのようになりたいのか、自らの目標を立てていることでしょう。
少し先の未来に向け、短期・中期・長期における具体的な目標設定をしておけば、確実に一歩ずつステップアップしていけるはずです。
まずは短期的な目標設定を
福祉業界のスタート地点に立ったばかりの時には、いずれはケアマネジャーとして地域で活躍できる人材になりたいと考える方もいれば、介護福祉士など国家資格を取得しリーダーとして現場を引っ張っていきたいと考える方もいます。
漠然としたイメージで終わらせるのではなく、実現できる目標を立てて仕事に取り組んでいくことが大切ですが、まずは数日・1週間・1か月など短期での目標を達成することが大切です。
短期的な目標を達成しながら、中・長期の目標といえる半年や1年、または数年後の目標達成に向けて少しずつスキルアップさせていくことができれば、本人の働く意欲も高まることでしょう。
短期的な目標から中・長期的な目標設定へ
現場を任されるようになるまでは、習ったことを身に付けていくための経験の積み重ねが必要となります。
最初から高い目標を掲げすぎてしまうのではなく、最初の1週間はまずは現場の雰囲気に慣れてもらい、次の週には入居者や職員の名前と顔が一致するようにし、さらに次の週には入居者や職員とスムーズに会話をできるようにするといった日々の業務目標を着実にクリアしていくことが大切です。
少しずつ現場での業務を把握し、ある程度落ち着いた時に中期的な目標を立てていきます。現場を観察しながら次に何をすればよいのか、考えて計画を実行し、振り返るPDCAサイクルを繰り返すこともできているようになっている頃です。
日々の目標をクリアするだけでなく、中・長期で設定したい大きな目標へと目を向けていき、次のステップへと自身を引き上げることを考えてよい時期といえます。
現場でのミスを防ぐ上でも必要
福祉業界で仕事に対するやりがいを感じれば、さらに成長したいと考えるものでしょう。仕事とプライベートを両立させながら自分の設定した目標をクリアできれば、自信がつき次の課題に対するチャレンジする意識が高まるものです。
日々の目標は気力の継続やミスや事故を防ぐ上で重要なことであり、中・長期で設定する目標は過酷な介護現場での気力を継続させるため、そして介護現場で働く方がなりたい自分に近づくために必要なことといえます。