介護・福祉業界で求める人材は変化している?
少子高齢化や最新技術の進化などを背景として、様々な業界が変革期を迎えているといえますが、介護・福祉業界もその1つです。
2025年には65歳以上の方が3割を超えると予想されているほど、急激に少子高齢化は進んでおり、少ない人材を取り合う状況となっています。
ただ、最新技術は進化を続けているため、介護・福祉業界にもテクノロジーを導入して人材不足によるサービスの質の低下を補おうとする動きも見られます。
さらに近年では、業界をまたぎ新たに介護・福祉業界に新規参入する企業なども増えていますし、コラボレーションするといったユニークなビジネスも生まれています。
アジアを中心として、海外進出する企業も増えるなど、介護・福祉業界の変化はめまぐるしいといえるでしょう。
M&Aなど検討している介護・福祉業界の求人の変化
少子高齢化によって、介護・福祉業界への社会的なニーズが高まる中、その変化はだんだんと大きくなっています。
介護・福祉業界の企業の求人にもその動きが顕著にみられるようになっており、たとえば経営に近い幹部社員の採用強化を行うなどです。
IPO準備やM&Aを予定している企業などは、経理・財務・法務を担当できる人員を募集し、管理部門の責任者を確保し体制整備しようとする動きが見られます。
経理や財務業務の体制を強化することで事業推進を図ることを目的としていますが、これまで介護・福祉業界の現場で働くことは厳しいと感じていた方でも、事務的な業務でキャリアを築くことができます。
新規事業立ち上げで求められる人材とは
さらに注目したいのは、新規事業を立ち上げるための人材です。
企画段階から新規事業に取り組むことのできるポジションの人材を求めるケースですが、事業立ち上げは少数精鋭で始めることが多いため、企画・マーケティング・営業など経験豊富な人材が欲しいと考えているようです。
さらにITを中心として情報インフラサービスを提供する企業、有料老人ホームにデイサービスなど様々な介護事業を展開する企業なども、これまでの事業ノウハウを生かしさらなる事業拡大に事業企画に加わってくれる人材を求めるケースも見られます。
介護・福祉業界は、今後高齢化が進むにつれて需要がますます高まるといえます。
社会貢献できる業界であり、いろいろな人から求められる仕事でもありますので、業界が今度どのように変化していくのか期待されるところといえるでしょう。