福祉業界の面接ではどのような項目を質問すればよい?
新たに福祉業界で働きたいという希望者があらわれたとき、本当に現場で活躍する人材となってくれるのか、履歴書や面接などで判断することになります。
必要な項目は履歴書に記載されているものの、人物像などは実際に会って話してみなければ確認できませんが、面接ではどのようなことを質問すればよいのでしょう。
そこで、福祉業界が就職希望者に対し行う面接において、具体的にどのようなことを質問すればよいのかご紹介します。
介護職の面接の場合
たとえば介護職の人材を募集するときの面接において、主に質問として準備される項目には次のようなことが挙げられます。
仕事とどのように向き合っているか
仮に採用したとしても、すぐに辞めてしまうと意味がないため、たとえば前職を退職した理由なども含めて質問することが多いといえます。
また、前職ではどのような業務に携わり、成功・失敗したことや感動したこと、気づきなども質問することで、仕事に対しどのように向き合っているのかを確認できます。
仕事への取り組み方や、これまでの経験を次の職場でどのように活かすことができると考えているのか、面接でしっかり確認しましょう。
介護の仕事に対する意欲など
そもそもなぜ介護職を志望しているのか、その動機や将来的な目標、キャリアプランなどを質問することが多いでしょう。
現在、本人が抱えていると感じている課題や、高齢者と関わったことがあるかなども介護職として働いてもらう上で質問しておいたほうがよい項目です。
成功体験を通じ、やりがいや達成感を得ることができたのか、また、その経験をその後に活かすことができたのか確認してください。
また、企業理念や社風に合う人材かを知る上で、仕事をするときに大切にしていることを質問するとよいでしょう。
自身の長所や短所など自己理解について
現在興味を抱いていることや、趣味として行っていることなども含め、自身の長所や短所など自己理解を確認しましょう。
自分のことを客観的に理解できているのか、短所が仕事に与える影響はないか、長所をどのように仕事に活かすことができるか知る上で必要な項目です。
また、絵を描くことや楽器演奏など介護の仕事に活かすことができる趣味を持っていればよりよいといえます。
最後に相手から質問はないか問うこと
面接では一方的に質問攻めにするのではなく、必ず最後には就職希望者から質問はないか確認しましょう。
特に質問がない場合でも、希望者が熱意や長所をアピールできる機会として準備しておいたほうがよいといえます。